2013年11月19日火曜日

天国と地獄へ続く回廊、西沢渓谷

11月17日はClass5西沢渓谷ツアーに行ってきました。
西沢渓谷は山梨県を流れる笛吹川の最上流部に位置する景勝地です。
朝5時前に家を出て8時に現地集合。現地と言ってもあくまでも車が行ける終点です。ここからカヤックと装備一式25Kg以上を持って5Kmほど山道を歩く必要があります。
この日の参加者はなんと私一人だけ。それに対してYararenger師匠とイマイ師範代がサポートしてくれます。なんて贅沢なツアー!ホント無理な企画をお願いして申し訳ありませんでした。
このツアーの概略は聞いていたので、なんとか楽にカヤックを運ぼうとハーモニーのカヤックキャリアを用意しました。ただしオリジナルのタイヤの直径は25cmと大きすぎてカヤックに入らないので、20cmのタイヤに付け替えました。ホームセンターで1個760円で売っているものがぴったりでした。
さて、ガイドのお二人はカヤックを背負って歩き、私はキャリアで引っ張っているので楽勝だんなと思っていたのですが・・・。時間が経つにつれ、次第に脚の疲労がたまってきました。休み休み歩いて、11時前には展望台に到着。早い昼食を摂り、今度はカヤックを担いで川に降ります。この急な下り坂が結構キツイ。しかも登山客がぞろぞろいてすれ違いながらの行程。もう少しで川に出るというところで両足が攣ってしまいました。こんなに体力がなかったのかとちょっとショック。
それでもなんとか河原に出てようやくスタートです。周囲では多くのハイカーが食事をしながら不思議そうな目でこちらを見ていました。

こんな感じでひたすら5Kmの山道を上って行きます

スタートは食事中のハイカーに見られながらでした

ごく浅い瀬を越えるとすぐ五段の滝です。三段目が落差5mくらい?でこの付近では一番高いようです。谷の向こうからはハイカー達が足を止めて見ています。まずはYararenger師匠がゆき、イマイ師範がゆき、そしていよいよ私。一段目、二段目は余裕でクリア。三段目にくると、ゲゲッ高い!でももう遅い、止まれません。そのまま落ちるしかありませんでした。着水するとプールの左端方向に走ってしまい、壁に激突して沈。ロールしようとしたところ、両足が攣って動けない!なんとか脱するとイマイ師範が素早くレスキューしてくれて事なきを得ました。しかしここはまだ小手調べの段階、この先大丈夫?不安もよぎりますが、ダブルガイドがいつもいてくれることで何とか先に進めました。

5段の滝、この下の方でやられました
その後もいっぱい滝やドロップがあり、どの順で何があったがよくわかりません。たぶん5m以上の滝が4つあり、そのうち3カ所で脱った事は確かです。でもすべてスムースなレスキューのおかげで無事生還しました。滝以外にも、スライダーやドロップが満載でどこをとっても楽しく得難い経験でした。
ここでもやられました

Yararenger師匠はどのカットでも様になってます
最後にあるボスキャラ竜神の滝。スカウティングした時は、あまりに高くてここを行くなんて信じられないくらいでした。それでもやれば出来るものですね。スタートしてからは、すべてが飛んで行くような、止まっているような。一瞬のような、永遠のような。昔TVであったタイムトンネルの中を浮遊している様なかんじですかね。まさに異次元の体験です。気づいたらここでもレスキューされてました。

竜神の滝を行くイマイ師範代、カッチョイイ~!ここは2段目で、このすぐ上にも5mクラスの滝があります
それでもなんとか4時前には川から上がれました。しかしその後も駐車場までは山道が3Kmほどあり、これがきつかった。というか、私の体力が消耗していてカヤックを持ち上げられません。情けないが、荷物の一部をイマイ師範代に持っていただきなんとかカヤックを担いで歩き出しました。しかしそれでも数百メートル上ったところで力尽きました。ホント恥ずかしいのですが、その後はYararenger師匠にカヤックを担いでもらい、身一つで最後の峠を越えました。ありがとうございました!最後はなんとか自力でカートでカヤックを引き駐車場へたどり着きました。ホントお二人には大変ご苦労かけてしまいました。でもこんな体験、普通出来ないですね。57歳の私が無事生還できたので、若い方には次回ぜひ参加してほしいものです。まさに異次元体験ですよ。
5時に帰路につきましたが、中央道の渋滞で家に着いたのは午後10時でした。17時間に及ぶトリップはようやく完結できました。

駐車場前の土産物店になぜか閻魔様がいましたがスルー。ヘトヘトでしたがなんとか無事生還できました。

動画はこちらでご覧ください

2013年11月11日月曜日

ブーフ天国!只見川上流部




11月4日は只見川上流部(奥只見川)に行ってきました。
前夜は檜枝岐に宿泊、朝には仙台から府中人さんも加わり、岐阜の貴公子Hさん、神戸の突撃隊長Mさん(別名カヤック界のマー君)、DOHAさんと私の計5名となりました。早速檜枝岐川を上流方向に進み、七入りから御池を通って新潟県境を目指します。檜枝岐から約30分で福島県の一番端っこ、新潟県境にかかる金泉橋手前の喫茶店「山ん中」に到着。昨年もここの駐車場に車をおかせていただきましたが、今年も快諾いただきました。ありがとうございました!ここで着替えて回送へ。川を見ながら約5Km先のゴールへ向かい戻ってきます。ゴールは銀山湖(別名奥只見湖)です。昨年も同じコースで下りましたが、その時は全く初めてだったので、ほぼすべての瀬をスカウティングして相当時間がかかりました。今回は二度目なので楽勝かなと思ってスタート。

スタート地点はまだ福島県。向こうに見える金泉橋の向こうは新潟県です。

ところが、道路から見た印象とは違って、昨年よりかなり水量が多い!初っぱなからハードです。スタートすぐで通過する金泉橋は2年前の豪雨で流され、昨年は仮設橋でしたが今回は新しい橋が架かっていました。ただ橋の前後はまだ工事中で、連休のこの日も重機がうなっていました。工事の人はこちらの方を不思議そうな目で見ていました。
この日もこ区間を下ったことのある私が先頭を取らせていただきました。でもヘンテコなコースを取ったり、意味不明な指示を出したりしてメンバーにはご迷惑をおかけしてしましました。申し訳ありません。それでもこの日の只見川は面白い!水が多く流速も早いですが、これでもかと言うほど快適なドロップがたくさんありブーフ天国です。ホールもいっぱい出来ていましたが、今日のメンバーの船と技量では危険なほどのところはなさそうでした。それでも所々にログがあって、注意すべきところは何カ所かありました。
落差があり、流れも速くてスピード感もある瀬が延々と続きます。

大きな岩をよけながらどんどん進みます

横長ホールもあちこちにありましたが、なんの!
息を抜ける箇所はほとんど無かったですが、雨の景色もすばらしかったです


最後の大きな瀬をゆくHさん
最後の瀬を下流川からみるとこんな感じ。もうこの画面左は銀山湖です。
増水した川をテンポ良く下って奥只見湖にたどり着いたのは、まだ1時過ぎ。プットアウトは一面流木に覆われていましたが、砕氷船のごとく進んで無事ゴール。昨年は水面上2mほどにあった鉄製の階段が、ちょうど水面まで届いていました。大きなトラブルもなく、全員大満足で帰路につきました。この水量のこのコース、みなさんあっさり片付けるなんて、相当の力量ですね。

ゴール後のメンバー。みんなやるなぁ~!

動画はこちらでご覧ください


2013年11月7日木曜日

「マー君だって負ける日もあるさ」の檜枝岐





11月3日は檜枝岐川に行ってきました。
この日のメンバーは、岐阜の貴公子Hさん、神戸の突撃隊長Mさん(別名カヤック界のマー君と命名)、帰国後間もないDOHAさんと私の4名。
さて2週間前に檜枝岐に来た時は紅葉はまだだったのですが、この日はもう盛りをこえていた様です。地元の方によると、今年の紅葉は遅く始まり早く散ったとのこと。先週くらいがベストだったんでしょうか。それでも天気予報は良い方に外れて、まだまだ美しい紅葉が楽しめました。
さて、朝9時に屏風岩に着くとすでに他のメンバーはS字滝を熱心にながめていました。水量は2週間前よりはかなり少なそうです。これなら僕も行けるかな?
そして、この日のために持ってきた新兵器、AR Drone2.0の登場です。これはWi-Fiでスマホやタブレットで操縦するヘリコプター。先端と底部にカメラが付いており、HD画像を撮影知る事が出来ます。これでS字滝を撮影したいと思って、なんどか飛行練習をしてきました。しかし、いざやってみるとなかなか思い通りには行きませんね。滝の核心部をはっきりとらえることは出来ませんでした。こちらも修行あるのみですな。

これがAR Drone2.0。アマゾンでも売ってます。

video
AR Drone2.0で撮影した映像です。充分コントロールできず思った絵が撮れませんでした。


さてこの日は、アッパー下半分と、ミドルコースを下ることになりました。早速スタートに向かい準備。一応私がここに来ている回数が多いので先頭になり、ここが初めてのお二人をご案内しました。1年ぶりのアッパー区間でしたが、昨年とはあまり変わってない印象です。水量はこの時期としてはすこし多めというところでしょうか。
アッパー第一核心部をゆくHさん

同じくDOHAさん

しかしさすがに猛者揃いのメンバー。1時間ほどで難なくアッパー区間を通過し、いよいよS字ねじり滝に到着です。近づいてみると、出発前より水が増えている?滝下右岸にあった岩が朝は見えていたのにこの時点では隠れています。巻きも強くなった感じでちょっとやばそう。私はポーテージを選択。しかしポーテージしようとしている間にHさんが早くもスタート。カメラを構える余裕もありませんでした。後ろ姿ではいいコースに入っていった様に見えたのですが、着水後に沈して捕まってしまいました。それでも体と船は右岸に流れてきてなんとか回収。つづいてMさん(マー君!)が挑戦。ちょっと右に寄りすぎたか、バウが右の岩にこすれた感じで沈。リカバーしかけましたが脱。やはり右岸に流れてきました。

MさんのS字滝1回目
MさんS字滝2回目
Mさんもさすがにきつかったろうと思うのですが、なんともう一度挑戦することに。今度は本流ど真ん中に乗れましたが、バウが上がらず、着水後バックエンダー。見事なロールを披露するも脱。またも右岸に流されて回収。
いやあ、でもこの滝はホントに難しいですね。捕まった時も半端でないパワー。でも脱したら右岸に流されるということが解ったのは大きな収穫かな。前夜は楽天のマー君もついに巨人に負けましたが、カヤック界のマー君も負ける日もありますよ。

ミドル区間の美しい渓谷



この後はいつものミドル区間。美しい紅葉の中をさくさくと下り、2時前にはゴールできました。
その後は幻の滝を探して彷徨いましたがたどり着けず、前沢曲家集落を見学して宿に向かいました。何度ももの前を通っていましたが、見学したのは初めてでした。なかなかしっとりした良いところですね。もう一工夫あれば相当な観光地になると思いました。

    
前沢集落をゆくメンバーたち

前沢から舘岩川を望む


動画はこちらでご覧ください。