2013年2月26日火曜日

鳥沢再び


219()は桂川鳥沢ホールに行ってきました。
ここには2日前にダウンリバーの途中で来ているのですが、全然歯が立たずこのままでは今シーズンの桂川を終えられないと一人でやって来たのです。
この日の空は暗く低く雲が垂れ込め、中央道上野原インターを降りる頃にはみぞれ交じりの雨が降り出しました。鳥沢横の農家S邸に車を置かせていただき、寒々とした川に出たのは1130頃。この悪天候では誰もいないだろうと鳥沢に出て行くと、いました!ほりほりさんとYararenger師匠が二人で漕いでいます。しかもすごく真剣で声もかけづらいぐらいの雰囲気。誰に頼まれたわけでもなくこの寒空に水の中で一生懸命カヤックをやっています。なんだか美しい、というか、もっと崇高なものを感じました。

Yararenger師匠が見守る中、ほりほりさんのホールトライが続きます
この真剣な表情、美しい!
Yararenger師匠はいったいどう動いているのかよくわからない縦と横の回転を加えたプレイ

私はまずはホールに慣れるつもりでサイドサーフィン、そしてホール内の移動。すこし余裕が出たところでスピン。去年よりホールの幅はだいぶ狭くなっていますね、特に左岸側。前よりスピンポイントが減っている気がします、まあウデのせいかも知れませんが。
やがてほりほりさんとYararenger師匠は下って行き、あとは一人で黙々とホールで格闘。なんどかスピンが出来た程度。カートやループを挑戦しようというところまでは行かず、今年の桂川シーズンを終えました。それでもロールは意識せずに出来たので、ちょっとは自信回復。帰る頃には本格的な雪になり、中央道から見る景色は真っ白でした。

帰りの中央道は銀世界になっていました

動画はこちらでご覧ください。


2013年2月24日日曜日

パドルに祟られた桂川ツアー


217日はClass5桂川ロワーセクションツアーに行ってきました。
9時に四方津のコンビニに着くと、駐車場は満杯で入るのが大変でした。しかも半分近くがカヤックを乗せた車。ドライスーツを着た人も多く、何人かは見知った方でした。でもさすがにこれだけ駐車場を占拠してしまうとちょっと気が引けますね。あまり迷惑をかけないよう、混んできたら買い物とトイレが終わったら早々に移動した方が良さそうです。

どこを見てもカッヤカーだったコンビニ駐車場

この日のメンバーはお初にお目にかかるIさんとOさん、そして私の三人。ガイドはいつものYararenger師匠です。まずはゴールの清流センター対岸に移動。着替えてスタート準備していたら、パドルが無い!パドルを持ってこなかったようです。積んだつもりだったんだけどなぁ、トホホ。仕方なくYararenger師匠に予備パドルを拝借させていただきました。

さて、スタートの猿橋に着いてみるとここにもわんさかカヤッカー!いや、賑やかです。この日の水位は大月1.76と去年のこの時期ほどではないですが、ダウンリバーは充分楽しめる値です。さっそくウォームアップしていると、なんとIさんが沈脱して流れてくるではありませんか。そしてパドルの半分が流れてきている・・・。シャフトが真っ二つに折れていました。まだ10回ほどしか使っていないとのこと、残念です。でもスタート地点でよかったですね。すぐに第二の予備パドルを持ち出してようやくツアー開始です。それにしても、スタートから予備パドル2本のお出ましとは。でも予備パドルを2本も用意してあるとは、さすがClass5だなぁ~!

Iさんの折れたパドル、Ophion

猿橋~鳥沢区間もそれなりに面白いですね。猿橋の渓谷美も素敵だし、その先の瀬もダウンリバーには面白いです。ただスポットはあまり無かったようです。しばらく進んで鳥沢に着くと、カヤッカー五万人!いや、実際には40数人だったらしいです。しかもみんなうまいな~。知っている方も大勢おられましたが、雑誌の中でしか見たことのない日本のトップパドラーも勢揃いでした。
この日の私の船はピラニア・Barunでした。ダウンリバーもスポットプレイも楽しめるはずの船なので選択したのですが、鳥沢には全然歯が立ちませんでした。もちろん船のせいではなく、私のウデの為なのですが。ようやく順番が回ってきても一瞬で上沈して終わり、次に入るまで20人待ち、という感じ。去年はもうちょっと出来たはずなんだけどなぁ。

ヒトだらけの鳥沢、有名人多し
どの場面も絵になるYararenger師匠
すぐ腹を見せるBarun
まあスポットはそこそこにダウンリバー再開。エディキャッチやフェリーの練習をしながら進みます。ところが、途中なんと言うことのない瀬でフェリーの練習中に沈。そしてロールが上がらない!6回くらいトライし脱してしまいました。今年は沈脱ゼロと公言していたのにやってしまいました、トホホです。敗因を考えるに
    PFDの中にヘッドカメラの本体を入れていた。このため胸の部分がかなり厚くなり、セット時に上半身が充分船体に近づけない、上向きになれない。ここ2年の沈脱はすべてこのカメラを使用中であったので、要因としては大きいと思われます。
    借りていたパドルのシャフトがストレートで断面も円形で普段とは違っていた。このためウデとブレードの角度がいつもと違っていた。セットの時に右ブレードが水面上にでて行かなかった
    数年無かった沈脱が昨年5回あり、またかと頭をよぎると余計上半身に力が入ってヒップスナップがおろそかになる
といった事を考えてみました。まあどれも言い訳ですな、はい。練習で克服するしかないですね。
さて、いよいよ核心部。この水位でも結構な迫力です。でもここは船のおかげですんなりエディキャッチを繰り返し、思い通りのルートで通過。Barunのリバーラン能力は高いですね。今度小歩危に行くときはこの船にしようかな。

パドルを折っても最後まで心は折れず完漕のIさん
安定したライドを見せるJEDのOさん

その後も楽しい瀬をいくつか通過し、4時前に無事ゴール。すばらしい天気のなか楽しい日曜を過ごせました。ところで、帰宅後動画を編集しようとヘッドカメラの画像を見たら、前半までしか無い!充電が不十分で途中から動いて無かったようです、トホホ。というわけで今回は動画編集なしですうっ。いろいろ思い通りに行かないな。

2013年2月16日土曜日

ついに来ました、GoProHERO3

去年から申し込んでいたGoProHERO3が今日届きました。
これまでのHERO,HERO2と比べると一回り小さく薄くなっています。
ハウジングもしっかりしました。実は去年、岩にぶつかった拍子にハウジングが開いてしまい、中のカメラが水中に飛び出して行きました。もちろんおシャカです。今回のハウジングなら簡単には開かないでしょう。
HERO3です。右のWiFiリモートでコントロールできるのが最大の特徴でしょう
HERO2とくらべ一回り小さくなってます。メディアはSDカードからマイクロSDに変わりました。
薄くもなりました
バッテリーは小さく厚くなりました。カバーにもストッパーが付きました。
ハウジングも薄くなりましたが、裏蓋の固定システムが進化し、簡単には開かなくなりました。
もちろん撮影機能の進化も大きく、なんと4K画像が撮れるそうです。でもモニタがないから意味ないね。それよりも、どんな画像を撮り、どんな編集をするかの方が大切ですよね。そっちの進歩はなかなか期待できませんな。

2013年2月5日火曜日

大井川ツアー

2月3日はClass5大井川ツアーに行ってきました。
前日は妻と清水に泊まり、寿司を堪能。朝8時過ぎに清水を出発、9時過ぎには大井川畔の千頭に到着。すでにmulu_ti さんと はにゃさん が待っていました。
予定の10時前には全員集合。この日のメンバーは女性3名を含む7名、ガイドはYararenger師匠とゴジゴジ師範代の二人で合計9名の大所帯です。

まずは千頭近くのゴールに移動して着替え。川で10km、道路で3km先のスタートへ移動します。道路は川沿いを上ってゆくのですが、川の蛇行が大きく所々でトンネルなどでショートカットしています。このため回送が漕行距離よりも大変短くなるのです。
スタートに行く車内、すでに楽しそうに盛り上がっています

さてスタートに着くと絶好のコンディション。快晴、ほぼ無風で暖かい日差しを感じます。少し動くと汗ばむくらい。水はきれいなグリーンでタップリあります。川幅も大きく、船底を擦るようなところはほとんどありませんでした。
全体的にマッタリ、ゆったり流れていますが、所々で大きな瀬もあり油断していると沈します。私はこの日多分メンバー最多の6回ほど沈してしましました、トホホです。すぐに後ろ加重になって瀬の出口で沈してしまうんです。この癖はなんとか直したいなぁ~。所々にスポットもあり、短い船を持ってきた方はサーフィンなどしながら進みました。
スタート付近、雄大に流れる大河にこぎ出します

しばらくはゆったり、まったり進みます

まあ瀬も思った以上に楽しかったですが、雄大な景色がいいですね。大きな川にたくさん水があればはそれだけで存在感が大きいです。聞けばダム工事のために水をためないで全部流しているとのこと。ということは、ダムができる以前は冬でもこのくらいの水があったということですね。ほかの川でもたぶんダムがなければこの時期も水があるのでしょうね。水力発電は自然エネルギーですが、本来の川のエネルギーを人間がいただいて使っている訳です。川の力強さを感じ、電気も大切に使わないといけないなと改めて思いました。

水が多いので瀬にも力があります。油断すると結構やられますよ。


瀬の大きなところはこんな感じ、パワーあります

大勢でわいわいと漕ぎ進み、3時にはゴール。島田を通って新東名経由、午後8時には帰宅できました。


動画はこちらでご覧ください。

2013年2月1日金曜日

Class5桂川アッパーセクションツアー

1月27日はClass5桂川アッパーセクションツアーに行ってきました。これまで桂川は猿橋から下流へは何度も行ったことがありましたが、アッパーセクションはこの日が初めてでした。アッパー区間にはサムライ、ハラキリなど有名な瀬があり、ネット動画で恐ろしげな様子を見てはいたのでちょっと腰が引けながらの参加です。
この日のメンバーはわざわざ中部地方から参加してくれたHさんとEさん、そしていつものDOHAさん、さきむらさん、へたっぴカヤッカーさんと私、計6名。ガイドはイマイ師範代とYararenger師匠です。9時に集合し早速ゴール地点に移動。着替えてClass5ハイエースでスタートの堰堤まで上ります。
まったく初めてなのでかなりどきどきしましたが、前半もとてもおもしろい!工事区間もあり景色はイマイチのところもありますが、水質は結構きれいで天気もよく気分よくスタートをきれました。早い流れの中でそこそこのドロップがあちこちにあり、かなり堪能したところで舟場橋の瀬に到着。右半分の流れが幅1mくらいに集まり、1.5mほど落ちて狭い水路を流れています。なかなかの迫力。師匠と師範代以外はみんな沈するか、バックエンダーでした。
舟場橋下を行くDOHAさん、バックエンダーをコントロールして沈せず見事にクリア

その後しばらくしてプレサムライ。みなさん無難にこなしていましたが、私は3沈+中央の岩に張りつきかけてさんざんでした。それでもなんとかサムライの手前ではエディに入れて事なきを得ました。ところがどうしたことかDOHAさんが沈脱、サムライのさらに下流の方まで行ってしまいました。Yararenger師匠がフルパワーでレスキュー、やがて二人とも戻ってきました、さすが~!DOHAさんはレンタル艇だったので、やっぱりなれない船で初めての瀬はきついですよね。
その後のサムライでも私は右岸に押しつけられそうになりましたが、なんとかクリア。中部から来たお二人を含め、皆さんもクリア。
さむらいを行くさきむらさん

今年のハラキリ。流れは素直に抜けていて、巻き戻しはほとんどないようでした。



そしていよいよハラキリです。正直はじめて見てビビリました。落差がとっても大きいです。流れも速く、途中に岩やホールがいっぱいあって最後の落ち込みまでたどり着くのも大変そう。でもほかのグループ人たちを見ていると最後のホールは捕まらないようです。プレイボートで沈しながら入ってもすぐ下流にはき出されています。Yararenger師匠はなんとこの瀬で回転技を出しながら下ってゆきました。これを見て私の中の恐怖心も消え、思い切って挑戦することに。右岸ラインから入って、最後中央へという予定でしたが、最後コントロールできず左岸まで流されました。沈はしましたが、すぐ吐き出されて無事通過。いや、面白かったです。私の後に行ったDOHAさんは瀬の途中で沈して岩に頭をぶつけ、ヘルメットを割られました。ケガはたいしたことはなかったですが、やはり簡単な瀬ではないですね。Yararenger師匠も言っていましたが、この瀬は毎年形が変わるらしく、巻き戻しの力も日によってかなり違う様です。この日はたまた簡単に通過できましたが、運がよかったということです。来年も同じように通過できるかは全くわからないので、行く方は慎重に瀬を観察してください。

ハラキリに吸い込まれてゆくへたっぴカヤッカーさん

ハラキリの私

その後もなかなか面白い瀬があり、3時頃ようやくゴール。かなりの達成感あり、面白かったです。来年はもう少しきれいにクリアしたいですね。
ところで、今回中部から参加のお二人には大変お世話になりました。私が落としたGoProをわざわざ水中に潜って拾ってくれたり、他のグループでパドルをなくした方に予備パドルを貸してくれたり。この場を借りてお礼申し上げます。またおつきあいくださいね。


動画はこちらでご覧ください