2014年12月28日日曜日

吾妻川ツアー


12月23日はClass5吾妻川ロワーセクションツアーに行ってきました。
Class5,今年国内最後のツアーです。我が家から集合場所の道の駅おのこまでは北関東道経由で約2時間半、御岳に行くのと大差ないですね。この日のメンバーは私とへたっぴかカヤッカーさんの2人。ガイドはいつものYararenger師匠と、クルーソーラフティングのスタッフふくちゃんと言う布陣です。朝9時の気温は2℃とかなり寒かったですが、風も穏やかで天気は快晴!よほど普段の行いが良いのかな~。
あちこちに雪の残る中着替えてスタートへ。水はかなり多めのようです。

スタートで気合いの入るへたっぴカヤッカーさん
まずははじめにある二段の瀬。Yararenger師匠は上段で左エディーをとり、右にフェリーして岩の上をかるくブーフで越えて行きました。へたっぴカヤッカーさんは上下段とも右側狙いですんなり通過。ついで私はYararenger師匠とおなじ同じコースを狙いスタート。上段で左エディは撮れたものの、かなり下流側に入ってしまい岩までのフェリーは難しそう。そのまま下段も左端を通過してしまいました。
ブーフのお手本を決めるYararenger師匠
へたっぴカヤッカーさんは安全ルートで難なく通過
さて次は赤壁の滝、レッドクリフのはずですが先行したカヤッカーブログによると滝が無くなっているとのこと。一体どうなっているのかと近づいてみると・・・。確かに滝がない、というか落差が減って大きな瀬になっていたのでした。これは、下流側で土砂崩れがあり、滝下がプールとなって水位が上がったために落差が減っていたのでした。レッドクリフそのものに地形の変化はありません。従って攻め方は以前と同じ。左岸の壁に当て込むようにして流れに乗り、右に出てくるルートです。
まずはYararenger師匠がお手本。狙い通り、大きな波でも翻弄されず何事もなかった様に通過。
次いで私。もちろん同じルートを狙いますが思ったよりスピードがつかず、流されてしまい左岸に到達する前に瀬に入ってしまうことに。仕方なくど真ん中のホールめがけて突っ込みます。あれ、越えるかなと思った瞬間後ろからねじられて沈。ロール1回で上がらず、すぐ右岸に押しつけられ、そこでブレードが川底について起き上がれました。つづくへたっぴカヤッカーさんも私とほぼ同じ失敗。その後のふくちゃんも同じルートになってしまいましたが、沈せずクリア。これでカヤック初めて半年と言うからすごいね。

レッドクリフのYararenger師匠、一見どこにいるか解らないくらいの瀬です

目指したコースより2mも左から突っ込まざるを得なかった私。もちろん直後にその代償を支払う事になりました
その後は以前にはなかった、崖崩れで出来た瀬。ここは倒木も入っており危険なので我々はポーテージ。しかしよく見るとわずかに一筋のルートあり、Yararenger師匠は真剣勝負しました。そして見事にクリア、さすがですね。でもよい子はまねしちゃだめですよ。

 
倒木の瀬を行くYararenger師匠。真剣勝負を見せていただきました。

次に現れるのはダブルキャナル。この日は右側を通過。へたっぴカヤッカーさんは後ろ向きになるも根性で沈せずクリア。さすがぁ~!私は右岸にすこし押しつけられながらも一応クリア。画像見るとリーンが反対でしたね。なかなか思い通りには行きませんわ。

ダブルキャナルを後ろ向きでくだるへたっぴカヤッカーさん。これで沈しないのはさすがです。
そしてナイアガラ。ルートさえ間違わなければ迫力の割に簡単で楽しいです。降りたあとの景色がすばらしい。いつものルート以外に、もう少し上流側から落ちている所でも行けそうとのこと。来年はそちらで挑戦ですね。

ナイアガラを終えて
その後も面白い瀬がいくつかあり、最後は奇岩の岩山を見ながらゴール。いや、楽しかったです。すばらしクリスマスプレゼントでした。八ッ場ダムが出来てもこの区間は下れるらしいので、また来たいですね。



動画はこちらでご覧ください



2014年12月11日木曜日

Class5台湾ツアー~その②~

翌日は台湾カヤックの定番中の定番、北勢渓に行きました。
前日と同じCloud9のKingKongさんがデリカでお出迎えしてくれました。台北から南西に50Kmほどの所にあるお茶の産地です。日本で言うと御嶽みたいなところらしい。
高速道路で30分くらい、その後は下道でどんどん山を登ります。11月というのに新茶の季節らしい。日本なら5月くらいに見られる茶畑の風景が広がります。そんな中、大舌湖と書かれた看板のところがスタート。しかしここは湖ではなく川です。何故かは不明。


なだらかな丘陵地帯に広がる茶畑。天気も最高です。

川なのに湖とはこれいかに?

川は御嶽の多摩川くらいの広さでしょうか。所々に瀬がありますが、さほど危険なところはなさそうです。この日は天気は最高でしたが、水位はかなり低い様でした。ただ、山が開けていて空が大きい、それに青がとってもきれいでした。所々に岩盤があり、小さなホールやウェーブが点在しています。みんなで瀬遊びしながらのんびり台湾の川を満喫しました。

スタート付近の美しい風景

変形の堰堤?面白かった

途中はマッタリ区間も

最後はみんなで記念写真
昼頃にはゴール。帰りに地元のお店で昼食をいただき、この日帰国の皆さんを台北市内の松山空港でお見送り。
 Yararenger師匠とへたっぴカヤッカーさん、それに私はもう一泊の予定。宿に帰ってからは士林市場に出かけました。




あちこちでおつまみ風の料理を食べながら台湾ビールをいただきました。特に沢ガニの唐揚げはビールにぴったりでしたね。最後にお茶の試飲を進めてくれたかわいい女の子とツーショット。おじさん、にやついているね。それにしてもYararenger師匠、夜の台北にも精通していて感心しました。
いや、楽しかった、美味しかった。ぜひまた行ってみたいです。

動画はこちらでご覧ください

2014年12月9日火曜日

Class5台湾ツアー~その①~



11月22日~25日にClass5台湾ツアーに行ってきました。
22日(土)の午前はきっちり仕事をして、午後一時に出発。途中へたっぴカヤッカーさんを拾って成田へ向かいます。まだ圏央道は途中までしかつながっていませんが、それでも3時前には空港着。今年度中には圏央道が開通する様なので、車なら1時間もかからなくなるでしょう。
さて、空港でいきなりリ大ピンチ発生。ボディチェック後出国手続きを終えて搭乗口で一息ついたとき、iPadが見当たらない!リュックの上ポケットに入れたつもりだったけれど、そこには何も入っておらず、チャックも閉まっていない!案内所の方に言ってみても、出国カウンターより手前には戻れないし落とし物の届けもないと。iPadからはアマゾンでの買い物が出来るし、他のいろいろサイトのパスワードなどを記録したEvernoteにもアクセス出来てしまう・・。しかもパスコードロックをかけていなかった。やばいと焦っても何も出来ず、とりあえず携帯からEvernoteの中身を消去。Actonさんに相談メールを出すも、返事を見る前に5時40分の出発となってしまいました。チャックを閉め忘れて落としたのか、それとも抜き取られたか?暗~い気持ちのまま現地時間8時55分に台北桃園空港へ到着。
くらーい気持ちでタラップを昇りました
空港から台北へはタクシーで40分くらい。すんごく飛ばしてちょっと怖かったけど、料金は4000円ほどと安かった。宿は中山駅近くのゲストハウス「あかり」。場所がよくわからず近くでうろうろしていたら、地元のおじさんが親切に案内してくれ、結局宿に電話までしてくれて宿の方が迎えに来てくれました。宿にたどり着くともうツアーのメンバーはそろっていました。すでにこの日に漕いだ方もあり。しかし私はまだ気持ちは沈んだまま。その後部屋で荷物を整理していると、なんとiPadが出てきた!リュックの一番底にも同じようなポケットがあり、そこに入れていたんですね。いやぁ、マイッタ!皆さんにご心配をおかけしてしまいました。申し訳ありません。このところ勘違いや思い込みでご迷惑をおかけすることが増えてきました。自爆テロならぬ自滅テロですな。

タクシーはトヨタwishが多かったです、但し左ハンドル。日本と比べスピード2割増し、値段は3割減くらいの安い、早い、怖い!



さて、翌朝は近くのお店で朝食。肉まん?のようなのをいただきましたが、安くて美味しかった!コンビニもファリミーマート(全家)やセブンイレブンもいっぱいあり飲食や日用品には困りません。


食事はやや甘くで香りが強めですが、安くて美味しい
途中で寄ったセブンイレブンのトイレにあった注意書き。忘れ物注意ってことですかね。何となく解るのが面白い。
そしていよいよ台湾カヤックのスタートです。
宿のすぐ近くまで台湾のアウトフィッター、Cloud9(溯溪與激流獨木舟 九雲戶外冒險)のKingKongさん達が迎えの来てくれました。車は古いデリカと、スズキスイフト。私とへたっぴカヤッカーさんは、Cloud9の客である陳さん運転のスイフトに乗せてもらいました。この日の行き先は上坪渓
台北から80Kmほど南下し、やや内陸の山中に入った景勝地です。途中で地元カヤッカー数名と合流。道すがら選挙のポスターや宣伝カーをあちこちで見かけました。
さてスタートは観光地になっている公園。観光客から不思議そうに見られます。川は、鬼怒川中流域くらいの広い渓谷に日原川くらいの水が流れている感じ。狭くて浅い。景色は良いですが、そこをズリズリしながら進むので長いと疲れます。
スタート準備中
いよいよスタート、期待で胸が膨らみます
前半はこんな感じ、大きな渓谷の中をチョロチョロ流れる浅い川。主には岩との戦いです
 浅い所がかなり長く続き、これ以上はきついなと思い始めたた頃に 、ようやく周囲は深くて狭い渓谷に変化していました。そして支流が合流して水位も上昇。いよいよアドベンチャーのの始まり、Class5らしくなってきました。滝と言うほどの所はないですが、大きめのドロップが何段も続き、見上げてみるとすごい落差です。           




相当おなかいっぱい漕いだところで、また川は緩やかとなりました。いろいろハプニングはありましたが、Cloud9のメンバーが迅速に対応してくれて大きなトラブル無く過ごせました。ゴールにつくともう夕方。台北に着く頃にはとっぷり日は暮れていました。
そろって宿近くのやや高級な中華料理店へ。みんなでいろいろ注文しておいしく頂きました。




2014年12月2日火曜日

雪景色の檜枝岐 アッパー~ミドル

11月16日は雪の檜枝岐に行ってきました。
今回はヤリサさんのお誘いで初めての皆さんとも漕げました。メンバーはヤリサさん、元やん、ドーハさんの他、がんさん、コウさん、マッキーさん、やまちゃんさん、あさひ88さんと私の総勢9名です。前夜からみぞれが降っているという連絡を受け、急遽スタッドレスに履き替えての出発でした。
屏風岩に着くと気温は2℃、紅葉はすでに散り、周りはもう雪化粧です。この日はアッパー下半分と、ミドルを漕ぎました。まずはリーダーコウさんから安全のためのブリーフィング。普段省略してしまいがちですが、これは大切ですね。真剣に聞く皆さんの真摯な姿勢にも感心しました。
スタートにて

さて、出発はアッパーの下半分から、ドーハさんのアテンドでスタート。しかし水は相当少なく、これまでで一番少なかったかも知れません。所々底を擦りながら進みましたが、それでも皆さん難なくクリア。檜枝岐が初めての方も多かったのですが、皆さん上手いですね。

スタート地点からの景色。もう木の葉は無くなり、雪が積もっていました
特にトラブルもなくすんなり屏風岩に到着。そしてなんと4名の勇者がS字ねじり滝に挑戦!みなさん初挑戦ですが、結果は様々。でもみなさん怪我もなく見事に漕ぎきりました。お見事!
私はまだ決心がつかず、下流でサポートするという口実で今回も日和りました。でもいつかはやってみたいなぁ。

その後は定番のミドルを漕ぎました。水は少ないが、それなりに楽しめました。景色も初冬の寒々とした、それでいて凛とした山々が美しく、穏やかな気持ちにさせてくれます。ここには何度も来ていますが、新しいメンバーで来るとまた味わいも違ってきますね。
タップリ楽しみましたが、一時過ぎにはゴール。新しい出会いに感謝しながら帰途につきました。

動画はこちらでご覧ください



2014年11月15日土曜日

Class5桂川アッパーセクションツアー

11月9日はClass5アッパーセクションツアーに参加してきました。
参加者は6名。トロホリ夫妻、さきむらさん、どうこさん、S木さんに私というおなじみのメンバーです。ガイドはいつものYararenger師匠とイマイ師範代。天気予報では雨でしたが、なんとか一日降らずに持ってくれました。
この日の水量は、去年来た時よりはかなり多く、先週よりは少ないようです。私にとっては去年もかなり厳しく、なんとかゴールにたどり着けたという感じでした。さてさて今年は・・・?

スタートからしばらくは、まあ普通の川です。水も割ときれいで、紅葉も見頃でした。去年はイキナリきつい所がたくさんあった印象でしたが、初めてで緊張していたからかな?まあ二股の瀬(マブハイ)までは普通にたどり着けました。

桂川前半はなかなか良い風景でした
まずはYararenger師匠がお手本。ブーフが決まってバウが上がりながら着水ですね。でもちょっと捕まり気味。イマイ師範代は流れのまま波に潜ってからスムースに通過。メンバーは流れに乗った方がすんなりでて、ブーフしようとした人は捕まっていた様です。私はココでは去年ひどいバックエンダーになりあえなく沈でした。今年はブーフで決めてやるとスタートしましたが、バウが右に寄りすぎて岸に当たって激しく沈。右手が岩にあたり衝撃で右手をパドルから放してしまいましたが、なんとか持ち直してロール。事なきを得ました。皆さん何度もトライしていましたが、私は1回で満腹。また来年ね。
 
Yararenger師匠のブーフ。なんでそこまでバウが上がる?
その後もいろいろな瀬が続き、何度か沈しながらもプレサムライに到着。ここからはノンストップでサムライを過ぎるまで一気に通過します。二人以上脱したらレスキューは困難ということで(当然でしょう)緊張しながらのスタート。しかし私はイキナリプレサムライで沈。入り口を間違えてしまった様です。それでも何とか立て直しでサムライに突入。ココでもまた沈!またゾンビのごとく蘇り、なんとか脱出できました。通過できたのは良いけれど、ヘルメットカメラで撮っていた動画のスイッチが沈の衝撃でoffになってしまったらしく、動画が途中で切れてました。私はどっちかというとこのことの方がショックぅ~!
プレサムライからサムライを望む。普通の人がみればただの美しい紅葉の渓谷ですが・・
プレサムライをスムースに行くS木さん。私はもう少し左を通過してしまい撃沈でした

そしていよいよハラキリです。去年よりさらに迫力アップです。去年は右岸からのアプローチでしたが、今年は左よりからが良いようです。まずはYararenger師匠がお手本。難なく通過。
ついてイマイ師範代、おっと途中でホールにまわされ横向きに!でも無事通過~。これを見てちょっとびびった。さきむらさんは、左ベタから最後に中央に出て通過。最後少し捕まりかけたが、うまく捌いて沈せずクリア。さすがです。
さて私。Yararenger師匠のコースを行くか、さきむらんさんのコースを行くか決めきれないままスタートしてしまいました。でも築くともうサムライがすぐそこだったので、結果的に左ベタコースとなりました。慌てて中央に出たので、ちょっと右に寄りすぎたかな。結果、左に流され左岸にあたりながら撃沈。でもすんなりロールでき、捕まらずに脱出できました。まあ決してほめられた漕ぎではなかったけれど、今の実力はこんなモンかな。来シーズンはもう少しきれいに決めたいですね。

ハラキリに切り込むさきむらさん、カッチョイイ~!

ハラキリからなんとか生還した私
ハラキリが終わると、もう何もないような気になってしまいますが、その後もなかなか厳しい瀬が続きます。パワーもあり、ちょっとしたミスでも桂川は許してくれません。私もさんざん沈をして消耗して行き、だんだんロールも上がりにくくなってきました。そろそろやばいかと思ってきたところで何とかゴール。よかった無事かえってこれた。メンバーも皆さん疲労していましたが、全員無事に到着できました。いや、こんなツアーやってくれるなんて、さすがClass5ですね。自分ではとても怖くて行けません。また来年まで、実力を上げておきますので連れて行ってくださいね。
ゴールにて


動画はこちらでご覧ください

2014年10月23日木曜日

聖地巡礼、紅葉の檜枝岐へ

10月19日は久しぶりに檜枝岐に行ってきました。
現地に着くと気温は5℃、もう秋と言うより初冬の様でした。天気は快晴、最後まで雲一つ無いすばらしい空で、水も紅葉も輝いて見えました。緑と赤、青の色彩があふれた世界でした。水量はかなり少なめ、S字滝は迫力はさほど無かったですが、巻きは強かったようです。
この日のメンバーは10名。Woods・mashiご両人の呼びかけで猛者が集まり、まずはS字滝への挑戦からスタートしました。
抜けるような晴天のもと、緑と赤が入り交じった山々
屏風岩近くの紅葉も青空に映えます
緑の中の紅葉も美しい
この日のS字滝。行けそうに見えましたが・・・。

まずはふっちーさんが挑戦。以前もっと水量の多い時は難なくクリアしたふっちーさんでしたが、残念ながら撃沈。つづいてさきむらさんもやはり轟沈。実は私も行こうと思っていたのですが、この時点で止めておくことにしました。それでもナベさんが挑戦し、あえなく沈脱で三連敗でした。それでもレスキュー体勢もあり、誰も怪我無く終了。ということで、その後は定番のミドルコースを堪能しました。
S字滝を攻めるふっちーさん


 瀬の形は少しずつ変わっているようですね。カエル跳びの瀬は流れがまん中に集まる様になったと思いますが、楽しさに変わりないです。小豆温泉下の渓谷美は圧巻でした。それに黄金の一マイル区間もすばらしい景色でした。幻想的かつ神秘的で、あまりに美しいのでもの悲しくもあるほどです。
小豆温泉下の渓谷
異世界に迷い込んだような光景がつづく黄金の一マイル区間
イナズマはかなり復活です。下流側の水位が下がったらさらに楽しめそうです
タップリ楽しんで、午後2時前にはゴール。漕いだ9人中、6人が脱するというなかなかの一日でしたが、檜枝岐は何度きても飽きないですね。すばらしい一日を過ごして帰途につけました。ご一緒していただいた皆さん、ありがとうございました。

動画はこちらでご覧ください。