2014年8月28日木曜日

2014JFKA東北大会PeakPerformanceCup

8月24日は最上川タンの瀬で行われた2014JFKA東北大会PeakPerformanceCupに出場してきました。JFKAは日本のフリースタイルカヤックを統括する組織で、年5回大会を開いています。私は大会を見るのも初めて、出るのも初めてでした。
 とにかく初めてだったので心細く、無理を言ってへたっぴカヤッカーさんに同行してもらいました。前日午後に茨城を車で出発。寒河江に着いたのは6時過ぎでした。夕食はホテル近くの居酒屋でいただきましたが、これがなかなかイケでる!焼き鳥、焼きホヤが旨かった。もちろん、翌日のタンの瀬に備えて米沢牛のタンもいただきました。これも美味しかったなぁ。
寒河江の駅近く、「幸生」でいただいた絶品のタン

さて、当日は朝6時過ぎにホテルを出ていざタンの瀬へ。15分ほどで到着するともう大勢集まっていました。すでにカヤックで練習している人もいます。何人か知っている人も居てちょっと心強くなりました。
早速着替えて何度か練習しましたが、秒殺は相変わらず。ホールに入るとすぐ沈でした。それに比べて周りの皆さん上手い!ループ、ゴジラ、カートなどバシバシ決めてます。まあ、私みたいな下手でも大会に出て良いんだなと思ってくれる方が居ればいいなとの思いもあり、焦りや緊張はあまりありませんでした。午前7時30分になり、受付をするとゼッケン22が渡されました。おっ、自分の誕生日の番号、なにかいいことあるかな・・。
開会式が終わり、まずはエアリアルクラス(最上級クラス)の予選から始まりました。皆さん以外とぴりぴりしてませんね。日本代表クラスの選手達ですが、割と和気藹々の感じで試合が進みます。でもさすがに男女のトップ選手だけは全然違いますね。一つの技が終わった時、すでに次の技を繰り出す体勢になっており、間髪入れずに連続技が続いて行きます。いや、惚れ惚れしました。
つづいて私の出るフラットクラス(初心者クラス)予選。私は第1組の5人目。一人が45秒ずつ順番に演技して、それを3巡行います。そのうち良い1回の得点で順位を争います。
いざ始まると、皆さん苦戦。練習の時はみんな上手かったのに、本番で時間が限定されるとなかなか難しいようですね。この日の水位は8.6で、私が来た前2回の中間くらいでした。
そしていよいよ私の出番。適度な緊張でスタートできました。ホールに入るとサイドサーフィンでしばらく持ちこたえられました。私にとっては右下流向きでバックサーフィン気味で居た方がのこりやすかった気がします。しかしどんどん動かされて左岸向きに切り返し、再びそのまま居ようと思ってもさらに回されるのでえいっとスピンを試みました。しかし後ろ加重気味かつリーンが甘くて沈。なんとか即ロールで対応するもホールから出てしまい、戻ったところで時間切れ。

予選も見事2位通過のMickeyさん

私の1本目、必死で残っているの図


この、何もしてないようなたった45秒でしたが、メチャクチャ消耗しました。息は上がり、手足にはもう力が入りません。いままでも鳥沢などスポットで何時間か遊ぶことがあっても、こんなに消耗することはなかったのに。普段、いかに本気でやってないかですね。そしえまだ息も整わないうちに2巡目がやってきて、仕方なくスポットに突入。今度はすぐ沈してフラッシュ。漕ぎ上がるも再突入だけ。さらに消耗して2巡目終了。そしてまたも体力が回復しないまま3巡目。今度もやっぱり即沈。漕ぎ上がる力もなくなり終了。
疲れ果てた中で予選通過を力なく喜ぶ私

それでも1ライド目の点数がよかったので、予選通過し決勝に進出。しかしこの時点でもほとんど歩く体力もようやく程度の状態。実はバーチカルクラス(中級クラス)にもエントリしていたのですが、これではとてもムリと急遽辞退しました。
その後バーチカルクラスの予選が行われ、昼過ぎからいよいよフラットクラスの決勝。でもまだ私の体力は回復していませんでした。スタートの合図があっても、仕方なくこぎ出す感じ。ホールに入っても秒殺。ロール、フラッシュ、漕ぎ上がりを繰り返すのみ。決勝の2本目もさらに消耗してただ醜態をさらすのみ。何も良いところ無く終了。ただ、男子フラットクラスで決勝に上がったのが3名だけだったので、なんとか3位入賞となりました。
その後バーチカルクラスの決勝が始まり、私はタイムキーパーをさせてもらいました。このクラスだとさすが皆さん上手い。でも練習の時はもっと決まっていたな。やはり45秒で技を決めようとするとどうしても焦るのですね。いとーさんとだいのじさんのループ、どちらもカッコ良くきまり、二位と三位に入りました。
ヤリサさん、ループをビシッと決めてました


最後はエアリアルクラスの決勝。みさなんもちろんすばらしい技を決めて居ましたが、男女ともトップの選手は段違いですね。女子の今シーズン世界チャンピオンのロボ子選手、さすがです。動作が柔らかいし、ムリがないですね。体幹がぶれないうえに、スムースに動いている感じで美しいです。男子優勝のM永選手も別次元の演技。一つ一つの技の完成度も高く美しいですが、技と技のつなぎがスムースで、連続的です。一つの技が終わった時は、もう次の技を始める体勢になっています。他の選手との差はかなりあり、相当の修練のたまものでしょうね。

マックナスティを決める優勝のM永選手、異次元のうまさです

さて、競技が終わり、最後は表彰式と閉会式。途中で強い夕立に見舞われましたが、それもすぐ上がって無事終了となりました。それにしても、大会の運営などすべて選手自身がやっており、見事と言うほかありません。みなさんお世話になりました。そして、つきあってくれたへたっぴカヤッカーさんも、ホントにありがとう。

これが私の人生最後の賞状かも知れません


参加者全員で

さて、今回初めて大会に出て思ったこと。普段上手い人も競技の45秒の中ではなかなか思うように技が出せていませんでした。そこで一つ提案ですが、全国のスポットでフリースタイルで遊ぶ時は、一人45秒と決めてみてはどうでしょうか?普段は上手い人は延々と遊び、下手はスポットでフラッシュしてしまえばそこでおしまいです。でもそうすると必死で漕ぎ上がらないし、沈したらおしまいという癖がついてしまいます。うまい人も余裕で技を出しているので、短時間でたくさんの技をだす事が無いように思います。交互にタイムキーパーになって45秒はかって、そこで次の人に交代とするのはどうでしょうか。きっと全体のレベルが上がると思いますよ。


 動画はこちらでご覧ください



2014年8月11日月曜日

タンの瀬 8.82ー8.80

なにを血迷ったか、8月24日のJFKA2014フリースタイルカヤックサーキット第4戦 東北大会
「MOGAMI RIVER IN SUMMER GAME」にエントリーしてしまいました。

先日東北旅行の最後に大会会場のタンの瀬に寄り、練習するも全く何も出来すに終了。なんとかしたいと、8月10日は一人でタンの瀬まで行ってきました。
この日は水位8.82ー8.80で前回より少し増えています。午前9時に現地に着いた時はすでに何人か瀬に出ていました。みんな気合い入っているな、遊びではなく修行している感じです。しかも上手い!カートホイール、ループ、マックナスティなどどんどん決めてます。

この日のタンの瀬。朝から皆さん気合い入ってます

C-1 日本代表I嶋選手、相変わらずクールに決めています

久しぶりにお会いしただいのじさん、エアループがビシバシ決まってました
それでも一度に漕いでいるのはせいぜい4ー5人、結構ヘビーローテイションでした。しかし私は、相変わらずの秒殺。入ったらすぐに沈して揉まれまくり、なんとかロールで戻ってくると言うことを繰り返していました。それでも前回は1秒で沈していたのが、今回は3秒くらいにはなったかな?水位が上がってパワーは増しましたが、ホールのスウィートスポットというか、残れる場所が広がってこの水位の方が少しは何とかなるかなと言う感じでした。午前中いっぱいやってスピン2ー3回、バウ沈ループもどきが2回くらい出来たかな。もう練習にくる時間も取れないので、この貧弱な手の内で何とか上位に行ける作戦を考え中です、ってそんな作戦があるのか?まあ、弱者は弱者の戦い方fがある。これ孫子の兵法です、ハイ。

バウ沈をなんとかループもどきに見せようとしている私

この水位だと1段目はなかなか面白いですが、私はすぐ出て今します

2014年8月5日火曜日

東北スポット巡り

7月31日から8月3日は夏休み後半をとって家族で東北旅行。そのついでに生保内(オボナイ)とタンの瀬に行ってきました。しかしどちらがついでだったかは皆さんがご判断ください。

まず1日目は遠野に泊まり、カッパ淵へ。まあ、ここでカヤックは出来ないなと。でも周りにあるホップ畑が美味しそう?で早くビールを飲みたくなりました。
ここがあの有名なカッパ淵!カヤッカーから見ると淵とは言えない気がしますが。

ホップはこんなつる性の植物だったですね。これを見て美味しそうと思うのは変かな?

2泊目は宮古。まずは釜石で鉄の歴史館を見学。その後山田町~田老町を通って宮古へ。海岸に近い土地は、まだようやく整地が済んだばかりと言うところ。しかし道はダンプカーであふれていました。3年以上たってようやく復興のためのインフラ整備が整いつつあるといった段階でしょうか。しかしこれだけ広範囲で大きい被害でしたから、この進捗で仕方ないかとも思います。宿では震災の語り部の話を聞き、涙が止まりませんでした。

浄土ヶ浜では泳ごうと思っていたのですが、残念ながら2日間とも雨。遊覧船にのり、龍泉洞に足を伸ばして見ました。
釜石の「鉄の歴史館」にあったC20の前で

浄土ヶ浜の遊覧船にて
3日目はいよいよオボナイ。田沢湖の水を引く生保内発電所直下のスポットです。家族が田沢湖巡りをしている2時間だけのお約束でカヤック。現地に着くと3本放水。すでにスラロームの方が練習していました。そして程なく、ミスターさんとチャンピオン・ロボ子さん登場!いやあ、どこへでも出没されますね、ホントすごい。
さて、この日はなんとかブラントをやってみたいと思っていたのですが、全然でした。しかも、昼12時になると突然放水が激減。みるみる何も出来ないしょぼいウェーブになってしまいました。聞くとお昼休みの1時間は放水もお休みとの事。えぇ~っ!俺には2時間しかないのにどおしてくれるんだよォ~。しかしあがいたところで仕方なし。日陰でゆっくり1時間休み、午後1時きっかっりからまた水は増え始めて元のすばらしいウェーブに戻りました。
幸いこの時間は誰も居なかったので、迎えが来るまで約30分、ウェーブを独占させていただきました。ブラントには至らなかったですが、楽しかったです。また来たいですね。

これからバシッとブラントが決まる、様にも見えませんか?
さて、この夜は盛岡に戻り最後の夜は「さんさ踊り」。話には聞いていましたが、すごい熱気。集客のために行っているイベントなどとはレベルが違う、町を挙げてのお祭りです。メインストリートには大きなスタンドがあり、まるでリオのカーニバルのようにいろんなグループが踊りながら通過して行きます。完成度も高く、みんなの本気が伝わってきますね。でも人が多すぎて上手く歩けないくらいでした。見る方も本気でないとエネルギー吸い取られます。


さて最終日。盛岡から寒河江に移動し、最上川はタンの瀬へ。この私、なぜかトチ狂って8月24日の2014フリースタイルカヤックサーキット第4戦 東北大会にエントリーしてしまったんです。この大会がタンの瀬で開かれるので、その下見にとここへやってきました。この日の水位は長崎8.39ー8.40くらいでかなり少ないようです。1段目は全然乗れません。2段目はウェーブになっていて、地元の皆さんが楽しんでいました。大会は3段目?で行われると思ったので、3段目のみトライしました。しかし・・・。全然だめです。秒殺です。せめてスピンをしたいのですが、すぐ沈です。どうしよう、エントリ取り消すかな?最後にループを狙ってみたら、まだこちらの方が出来そうな感じ。さあ、どうする。とにかく来週もう一回練習に来よう!

この日のタンの瀬。多くの人が楽しんでいました。そしてみんな上手い。

タンの3段目でスピンを決める・・、様に見える写真。
1時半に上がり、370km離れた我が家についたのは5時間後でした。疲れた~、でも楽しかった!