2014年1月28日火曜日

へたっぴカヤッカーさん復活記念桂川リバーラン



1月19日はへったっぴカヤッカーさんの復活を祝して桂川に行ってきました。
しばらく体調不良でカヤックを遠ざかっていたへたっぴカヤッカーさんも回復し、川に出られるようになったのでみんなで一緒に漕ぐ事になりました。メンバーはいろいろいきさつはありましたが、なんと14名(たぶん)の大部隊!

この日の桂川、清流センターの橋から

スタート前にイキナリ私が大失敗。コースは曙橋~四方津でしたが、何かあった時のために途中の清流センターに私の車を置いておくことになりました。私の勘違いで、右岸川の駐車場に止め、やめておけばよいのに国道20号まで歩いて行ったのですが、ピックアップの車と会えずに大変時間のロスをさせてしまいました。今はみんな左岸川に止めているのですね。それに、右岸に行く道も上流側・下流側と二つあったのですね。浅はかでした、トホホ・・。
それでもなんとか曙橋に集合、いざ出発です。私はPyranha Varun、へったぴカヤッカーさんはHERO、他の皆さんは全員プレイボートでの参戦。水位はやや少なめですが、底を擦ることはない感じです。
雪の残る曙橋からスタート
復活のへたっぴカヤッカーさん、よかったヨカッタ!
鳥沢では大勢の方がスポットプレイを楽しんで居られました。特にミスターさん、カッコ良かったな~。マックナスティというやつでしょうか。くるくる回って飛んでましたね。あんなの出来たらおもしろいだろーなぁ。でもこの日はここをあっさり通過。
そのままどんどん下って行きます。
核心部は私とへたっぴさんだけスカウティング。水量のためか、そんなには迫力ないですね。でも油断は出来ないところですが、皆さん危なげなく通過。3ー4年ほど前だったか、檜枝岐クラブでここを下った時はみんないっぱいいっぱいだったなぁ。みんなうまくなったモンですねと感慨にふけりました。
雪の残る核心部を通過するメンバー
こちら側だけ日が当たっているので、ちょっと雰囲気のある写真
一番面白かったのは清流センターより下流でした。楽しい瀬が次々に現れ飽きません。大勢のメンバーでしたが何のトラブルもなく無事四方津の工務店に到着。いつもながらwoodsさん、mashiさんのお気遣いで気持ちよく過ごせました。参加していただいた皆さん、ありがとうございました。ダム放水は2月中旬までらしいので、まだ1ー2回は行ってみたいですね。

動画はこちらでご覧ください


2014年1月23日木曜日

Class5ニュージーランドツアー ~その2~


さて年が明け、元旦はワイカト川に行きました。ここはフルジェイムスというフリースタイルカヤック世界大会も開かれたビッグウェーブのある川です。そしてそのはるか下流にはフカフォールというとてつもない滝が控えています。
フルジェイムスの水量は、すぐ上流にあるダムで管理されているとの事でした。この日は午後から水位が上がるとの話でしたが、残念ながら上昇はわずかのみ。ビッグウェーブを堪能するには至りませんでしたが、非常に美しい水で楽しくショート・ダウンリバーが出来ました。そして、このフルジェイムスのエディには温泉が湧いています。今年初の沈脱を喫した後は、この温泉で癒されました。
この日の私の船はBliss-stick RADでした。私にはちょっと大きかったかな。
ワイカトはフルジェイムス以外はマッタリでした。水質は抜群です。

フルジェイムス下段で遊ぶ南極三号さん



フルジェムスで脱ってながれつくと、そこは温泉が湧いていました

フルジェイムスのエディ温泉に浸って癒される人たち

この日の帰りはGoldSprings付近にあるワイオタプ温泉に寄りました。ここも川が温泉となっていて、多くの観光客が入っていました。この川底の泥は「Rotorua mud」として製品になりパック用に売っていて、美容に良いようです。これ、お土産に買ってしまいました。夜になってからはカイツナに土蛍(Glow warm)を見に行きました。洞窟の中にぽつんぽつんと光ってました。点滅はしていなかったです。帰り道には遊歩道脇にいっぱいいるのを見つけました。洞窟でなくてもいっぱい見えますよ。
ワイオタプ温泉、底の泥は美容に良いと人気のスポット
穴の中でポチッと光っているのが土蛍。でも帰り道に道ばたにわんさかいるのに気づきました。

1月2日最終日は再びカイツナ川に行きました。この日は300t/sと初日よりはだいぶ落ち着いた水量になっていました。それに二回目なので、少し余裕かな・・、とその考えが甘いんですね。
パワーハウスはなんとか無事通過、滝までは沈せず来られました。そしていよいよTutea滝にリベンジ。右寄り右寄りと思ってスタートしたら、本流に乗れずスピードが付きませんでした。コースはよく、リーンもしてブーフもやったつもりですが・・・。ズルンと真下に落ちて行き、そのまま撃沈。15秒ほど揉まれていました。そして早くも今年2回目の脱!トホホです。素早くレスキューされ、岸に上がるとそこには磯五郎さんも居られました。
漕ぎ終わって、ケニーさんのベースで着替え。その後ベースの100mほど山側にあるご自宅をみせてもらいました。すばらしい眺め、おしゃれな家、かわいい子供達とアヒル。すべてがそろっていて完璧ですね。
無事ツアー終了!

ケニーさんの自宅らの眺望。木々の間からカイツナが見え隠れしています。


楽しかったカヤックツアーもこれで無事終了。ホント、夢のような日々でした。この日はカイツナ源流を探索した後、オークランドへ移動。ホテル泊で1月3日の便で帰国しました。また行きたいな~

動画はこちらでご覧ください


おまけ

私にとっては初めての海外カヤックツアーでした。知らないことだらけでしたが、いくつか学習したことがあり、今後行かれる方の参考になればとここにとどめておきます。
・今回は年末年始のツアーだったので航空券がとりにくかったようです。私はエクスペディアを利用しました。7月頃だったと思いますが、エコノミークラス仁川乗り換えで往復15万円ほどでした。
・パドルを持ってゆきましたが、日本からオークランドまで、成田で別料金2万円ほどとられました。空港・航空会社によっては扱いは違うようです。一緒に行かれる方がいる場合は、何本かまとめて持って行った方が安上がりです。帰りはなぜか15000円でした。不思議です。
・ニュージーランドは物価はやや高めで、日本の1ー2割増しくらいです。コンビニはガソリンスタンドに併設されており、売っているものは日本ほどではないですが、それなりにあります。スーパーには何でもあります。日本食関係のものも結構ありました。

ロトルアのスーパーにて。こんなものまで売っていました。
・食事は肉と魚介は美味しいです。ただパンや菓子は甘くて量が多いです。少なめに注文した方が良いようです。ロトルアではパブ、イタリア料理店などで食事しました。ケンタッキーFCやバーガーキング、日本料理や中華のお店もありました。食べることは困らないと思います。ラム肉とマッスル(ムール貝の貝柱)、フィシュアントチップスは外せないでしょう。
ロトルアのレストランにて。右からスペアリブ、フィシュアントチップス、そして肉いっぱいのサラダ。
・ものの単位はCGS、車は左側通行で道路に信号は中心街しか無く交差点はロータリーがほとんど。インフラはヨーロッパ風です。しかし食べ物は甘くて量が多く、アウトドア大好きと生活はUSA西海岸風でした。
・今回は1日200~300Km くらいの移動は当たり前、すべてYararenger師匠運転のレンタカーで移動しました。道路は左側通行で違和感ないのですが、2車線の国道の制限速度は100km/hr。ちょっと遅いとどんどん追い越されます。車を使えばかなり広範囲の移動できますが、ガソリンは190円/Lくらいしていたと思います。交差点のロータリーは要注意です。

周りはほとんど牛か羊の牧場。どこまで行っても美瑛の丘の様な景色の中、100km/hrでひたすら進みました。

・最後にオークランド空港でチェックイン後、お土産ワイン2本買って機内に持ち込みました。しかし仁川で乗り換え時に没収されました。機内には100ml以上の液体は持ち込んではいけないとのこと。何故オークランドから仁川までは許されたのか不明ですし、なぜそこで売っていたのかも理解できません。慣れた方には当たり前のことかも知れません。


2014年1月21日火曜日

Class5ニュージーランドツアー ~その1~


2013年12月28日から14年1月3日まで、Class5ニュージーランドツアーに行ってきました。
12月28日朝に大韓航空機で成田を発ち、仁川で乗り換え。ここで今回のメンバー、南極三号さんと磯五郎さんのお二人と合流。夕方5時台発の便で一路オークランドへ向かいました。途中、夜中の2時頃に起こされて機内食が出るのは訳がわかりませんでしたが、現地着は朝9時前だったと思います。
空港にはすでに現地入りしていたClass5のYararenger師匠が迎えに来てくれていました。
さっそくニッサン・プレセアに乗ってこの日漕ぐ予定のワイロア川に向かいました。ワイロアはニュージーでも指折りの激流。移動直後に今回ツアーの最激流に向かうのは期待半分不安半分でした。
気温は夏と言うより関東の4月上旬くらい。天気は曇りで時々ぱらつく感じ。現地に近づくにつれ、次第に雨が激しくなり、到着時は土砂降りでした。ワイロワは日曜日にしか放水がないのでこの日にしか下れないとのことでしたが、川はすでに濁流となっていてとても無理そうです。しかたなく今回のツアーガイドをしてくれるケニーさんとカイツナを目指します。
オークランド空港にて。周りは日本車ばかりで、日本と言っても通るくらいです。ルーフキャリアはYararenger師匠持参で空気注入式の優れもの。

ケニーさん(Kenny Mutton)は、かつてのフリースタイルカヤックの世界王者で、今はカイツナでスクールとガイドをされています。とても親切かつ誠実、そしてカヤックと家族が大好きな素敵な方でした。
カイツナに着くと雨は上がっていましたが、ここもかなり増水していました。普段250t/sの流れが500t/sになっているとのこと。川幅は御嶽より狭いので、相当の激流です。ケニーさんのベースはカイツナ川のスタートから歩いて3分くらいの好立地。私が借りたのはディーゼル70、普段乗っているのと同じ船です。南極三号さんはBliss-stick mini-mystic,磯五郎さんはPerception Java、そしてYararenger師匠はBliss-stick Tunaと、各人にぴったりの船が用意されていました。
さっそく歩いてスタートに移動。ドライエントリーでいよいよツアーの始まりです。
コースの始まりはゲートが作ってありスラロームの練習をしています。それでもすぐに大きなドロップ。その後もパワーハウスなど名だたる瀬が続き、いよいよメインの落差7mあるTutea滝です。左の本流にのってスピードをつけ、右端によってしっかりリーンをかけながら思い切りブーフ、という指示。ガイドのお二人は先に行って下で待ってます。急に心細くなったけれど磯五郎さんが気合い一発で飛び出し行きました。次に南極三号さん。下でどうなっているか、全然見えません。合図の笛が鳴っていよいよ私の番。指示通りのコースで行ったつもりだったのですが、スピードが今ひとつだったのと、ブーフが不十分だったようです。落ちたら揉みくちゃにされました。それでもロール2回で脱出。なんとか生還できました。その後も迫力の瀬が続きましたが、無事全員ゴール。

パワーハウス下の磯五郎さん
Tutea滝に挑む南極三号さん
全員無事生還!


カイツナは不思議な地形で、蛇行しているためにゴールからスタートまでは歩いても10分くらいで戻れます。大満足で1日目を終え、宿のあるロトルアに向かいました。ロトルアはカイツナから車で30分程度の小さくきれいな地方都市です。ここの宿、Spa Lodge Backpakkersは町の中心地にあり、向かいにスーパーもあって便利です。マスターも日本人で非常に心強かったです。漫画好きのへんなフランス人がたどたどしい日本語で一生懸命話しかけてくるのは面白かったです。

ロトルアで4泊した宿、Spa Lodge Backpakkers

部屋は6畳くらいにベッド一つ。シンプルですが清潔でした。

さてツアー二日目はトンガリロ川に行きました。ここはカイツナとがらっと変わって岩岩セクションの多い川。大きな那珂川上流といったところでしょうか。Class2~3の瀬が続きます。しかし景色は雄大で、かつ植生が不思議です。北国のように高い杉が密生しているかと思うと、ジャングルのように大きなシダ類が茂っています。最後にビッグウェーブがあり、サーフィンを楽しんで終了。癒された一日でした。
トンガリロでもフルフェイスヘルメットからカメラ目線を送ってくれる南極三号さん

雄大な景色の中を進みます

ちょっと岩が多めですが、厳しいところはありません

ところで、ニュージーではどの川もラフトがいて、多くの人がアウトドアを楽しんでいました。走っている車は8割方日本車で、右ハンドルなので駐車場だけみれば日本と大差ない感じです。しかしその車の3割ほどはヒッチメンバー付き!道路ですれ違う車も、モーターボートやモトクロッサー、マウンテンバイクにシットオンカヤック、トレーラーハウスなどを引っ張っています。とても多くの人がアウトドアを楽しんでいるようでした。
ツアー3日目はランギタイキ川に行きました。ここは前半は宝川をすこし緩くしたような、傾斜と岩のある川相。途中にJeff's joyとよばれる有名な瀬があり3級と思います。スピード感とスリルが充分味わえます。その後の中盤はまったり流れの少ない癒し系。最後は2級の瀬が延々45分切れ目無く続きました。1日で3種の川相が楽しめるお得な川でした。
前半はこんな感じで、結構厳しい瀬が続きます
前半終盤のJeff'sJoyをゆくYararenger師匠



最後の45分はこんな瀬がノンストップで45分続きます



この日は宿に帰ってから地元マオリ族のショーを見て、その後さらに新年の花火大会を見に行きました。宿から歩いて行ける会場のロトルワ湖畔は大勢の人手で賑わっていましたが、屋台など出店はなし。みなさんおとなしく花火を楽しんでいました。



マオリのショーは凝っていて、カヌーに乗っての登場です

ロトルアの新年花火もなかなかのものでした



つづく