2014年5月27日火曜日

照葉峡ツアー

5月18日はClass5照葉峡ツアーに行ってきました。
照葉峡は奈良俣ダムのある楢俣川に注ぐごく小さな支流、木の根沢にある景勝地です。かの俳人、水原秋桜子が命名したとのこと。確かに多くの滝があり良い風情なのですが、我々カヤッカーにとってはとってもエキサイティングな場所なのです。
ちょうど一年前、平成25年5月18日にもここに来ています。その時はかなり水量少なめ、かつかつで岩だらけの川に、所々面白い滝があるという状態でした。ところが今回来てみると、全く様相が違います。水量は5倍くらい?美しい水がものすごい勢いで狭い渓流を流れていました。水位計では去年とほとんど変わらないとのことで、この川の水量を予測するのは難しいようです。今年は雪解けが遅いためでしょうかね。

まずは昨年水が少なくて降りられなかったスタートの堰堤。今年は迫力ありすぎで私は戦意喪失です。しかしそこを飛んだ人が3人いた!Yararenger師匠と、イマイ師範代、そしてなんと九州男児Yさん。すごいなぁ~。見ているだけで手に汗握りましたが、もちろんすばらしい降下で三人とも成功でした。
スタートの堰堤、Yararenger師匠と九州男児Yさんの見事な降下
スタート直後からこんな程度の瀬が続きどこも気を抜けません

その後のスタート直後から厳しい瀬が続きます。去年は滝以外に瀬があるとの記憶はなかったのですが、どこもかしこも激しい瀬になっていました。途中でいくつかドラマあり、第一の滝に到着。
ここは細長い水路を通ったあとに2mほどの滝。去年と違うのは、アプローチの水路の部分に厳しいドロップとホールがいくつも待ち構えている事でした。まずは師匠と師範代がお手本。難なくクリア。続いてへたっぴカヤッカーさん。なかなかうまい!ブーフは不発でしたが、沈せずクリアでお見事。そして磯五郎さんもきれいにクリア。続く九州男児Yさんは、水路で一時後ろ向きになりましたが素早く立て直して見事クリア。私は去年ここで沈脱しているのでリベンジ狙って挑戦。水路は何とか越えましたが、ブーフのタイミングが今ひとつ。落ちてから沈してしまいました。それでもロールで行き上がってなんとか脱は逃れられました。まあ、去年よりは半歩前進ですかね。
第一の滝のアプローチを行くどうこさん。滝にたどり着くまでも結構きつかったです

第一の滝を行くイマイ師範代

果敢に挑む群馬の英雄Sさん
第一の滝を飛び出す瞬間のへたっぴカヤッカーさんと磯五郎さん、二人とも見事にクリア

その後も距離はあまりないのに難しい瀬が満載。そしてようやくメインの滝に到着。水量が多く、去年とは迫力が違います。しかも滝の下は流れが速く、とても止まれそうもありません。そして、そのまま下流に行くと超やばそうな狭い流れ。それでもYararenger師匠とイマイ師範代は難なく通過しましたが、メンバーは全員はポーテージとなりました。
メインの滝をゆくイマイ師範代


その後いくつも滝ともドロップともつかないような瀬を越え、ホールを避け避けなんとか温泉街に到達。しかしここでもまだ油断できません。
温泉街にもこんなドロップが待っていました
ゴールの洞元の滝は水量多すぎて無理でした、というか行けと言われても行きませんわな、これでは。また水の少ない時に来てみたいです。
1段下りたところが巻き巻きで、そのまま出てこられそうもない洞元の滝、ムリです。

 ホントに盛りだくさんのツアーも4時過ぎにようやくゴール。無事生還出来ました。現地に着く前は去年のイメージで考えていたので、川を見た時は正直ビビリました。それでもまあ、なんどか沈はしましたが、今回は脱せず終えられました。ただし、大きな代償が一つ。バウにとりつけていたGoPROの新品(マットブラックケース入りHERO3+)を流してしまったのです。沈した時に取れたようです。トホホ・・・。この辺で見つけたら教えてくださいねぇ~!

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2014年5月5日月曜日

中津川ツアー

 4月29日はClass5群馬新潟ハイテンションツアー最終日、中津川ツアーに行ってきました。
中津川という名の川は全国にいくつもありますが、この日行ったのは長野県の野反湖から出る魚野川(湯沢付近の魚野川とは別の川です)と、奥志賀高原から流れる雑魚川が合流し、秋山郷を流れる川です。その後信濃川に注いで日本海まで流れています。この中津川、厳しく長いクリークの上流区間、癒しのプチクリーク中流区間、そして今回行った下流区間でカヤックが楽しめます。昨年は中流区間に行きましたが、今回は下流区間です。この下流区間、本来は癒しの川のはずでしたが、雪解け大増水でど迫力 big  waterになっていました。
 朝6時過議に家を出ましたが、途中の十二峠を通る国道が土砂崩れで通行止め。少し遠回りをしてなんとか集合時刻の10時には間に合いました。道路脇には北側でなくても1mくらいの雪がタップリ残っています。そして天気は雨の予報に反して薄曇り、気温も上がりどんどん雪解けが進みます。この日のメンバーは8名。新旧のClass5ファンが結集です。
 スタートからとにかく水が多い。雪解け時期の千曲川クラスと言っても過言ではないでしょう。しかも岩も多くあちこちにホールもありテクニカル。なかなか手強く、かつ楽しいダウンリバーでした。
付近の山には雪もあり、桜も満開ですばらしい一日でした
私はこの日、スナイパーから乗り換えたPyranha Nanoのデビューでした。スナイパーよりわずかに長いですが、非常に乗りやすく違和感なく楽しめました。

スタート直後、岩に激突して変形したDOHAさんのNano。しかし放置で復元したとのことです、さすが。
川が流れる渓谷は雄大で、100mはあろうかという断崖が続き絶景でした。その中で大波をかき分け進んで行くのはスリリングかつ至福の時間でした。


大波のため先があまり見通せないこんな状態で進んで行きます、エキサイティング!
大峡谷の中自在に船を操るwoodsさん
この堰堤越えもなかなか楽しめました
途中いくつかハプニングあり。こぎ出しが遅く、昼食抜きでもゴールしたのは4時頃だったでしょうか。それでも楽しかったのであっという間でした。また来てみたい川ですね。


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