2012年3月30日金曜日

Class5フリースタイル合宿INタンの瀬


325日はClassフリースタイル合宿INタンの瀬に参加してきました。
 タンの瀬とは、山形県朝日町にある最上川のカヤックスポット。雪解け時期には国内で有数の大きなウェーブができ、フリースタイル・カヤッカーには有名な場所です。これまでここで何度も大会が開かれてきました。
 私は土曜午後につくばを出発、東京から山形新幹線に乗り山形へ。山形でフルーツラインに乗り換え寒河江で泊。翌日曜の朝8;30にClassYararenger師匠と南極3号さんがホテルまで車で迎えに来てくれました。カヤックとパドルは前週に預けてあったのを運んできていただきました。この日の参加者も南極3号さんと私の二人。さっそくタンの瀬に向かいますが、道中には残雪があるなんていうレベルでなく、一面銀世界でした。しかも雪が降ってくる、というか吹雪いてます。それでも30分ほどでタンの瀬に着くと、すでに先客がたくさんいる!日本のカヤック界も捨てた物ではないですね。
 この日の最上川長崎水位9.6m台。一番面白いのは9.09.3mらしいので、それよりかなり多いようです。たしかに、見るとウェーブというよりほとんどホール。かなり荒れた感じです。水は茶色く濁っており、上流では相当雨が降ったか、雪が溶けたかしたのでしょう。まずは先にカヤックしている皆さんの様子を見て、師匠からポイントを指導してもらいます。それにしても上手い人が多い、というか日本代表選手が何人も目の前でプレイしているのですから、上手いのも当たり前か。
雪原の中を瀬に歩いて行きます

この吹雪の中、最大25名ほどがカヤックを楽しんでいました。日本代表選手も数名。
 ウォームアップ後、いよいよ瀬に入ります。近づくとすごい迫力。瀬音、流速、波のパワーなどで圧倒されます。なんとかスポットに入りましたが、すぐスターンに水が乗って沈。ロールしようとしても体が川底に引き込まれてしまって起き上がれません。もう息が続かないというぎりぎりまで来たところで何とか浮上できたことを何度も経験しました。しばらくは瀬に入るとすぐ沈を繰り返した後、師匠にアドバイスをいただきました。言われたように後ろ過ぎた重心を前に持って行くつもりで乗ってみるとそこそこ上手く行きました。それでもスピン34回が精一杯。ウェーブのトップをとったり、自分の位置をコントロールする余裕が出ません。スピンもしていると言うよりさせられている感じ。自分のタイミングでは何もさせてもらえませんでした。まあ、前回4年前にここに来たときはもっとずっと少ない水位で何も出来なかったので、少しは進歩していると考え良しとしておきましょう。
ほとんどフリースタイルの選手なみも動きを見せた南極3号さん、完全に2ランクアップです!

カヤックではイマイチでしたが、迫力ある画像は撮れました。GoProHERO2で自分撮り。
 それより驚きは南極3号さんです。すっご~く上手くなってました! この激しいタンの瀬で、スピンはグルグル。所々カートも入ります。しかもなんだか余裕があって、ウェーブ内で自在に動いています。いやぁ、参りました。ちょっと前までカヤックのウデは同じくらいかななんて勝手に思っていたのですが、完全に置いて行かれました。しかも段階くらいです。これならアフリカでもヨーロッパでも一目置かれるのではないでしょうか。私はとても嬉しくもあり、でもちょっと悔しかったです。今度南極3号さんが帰国される時までには、このくらいのウデになっていたいものですね。
 午後3時には終了。寒河江の駅まで送っていただき、帰宅の途につきました。






2012年3月27日火曜日

Class5鶴川ツアー


320日はClass5鶴川ツアーに行ってきました。
鶴川は相模川の支流で中央高速上野原インターからすぐ近くにあります。桂川に出かけるときは必ずこの川を渡って行きますが、この川でカヤックが出来るとは知りませんでした。ただ当日は水位が低くカヤック出来るか分からないとのことで、Yararenger師匠がわざわざ早朝に下見をしてくれました。そしてなんとか行けるとの判断で午前10時に上野原に集合。
 この日の参加者は南極3号さんと私、そしてガイドはもちろんYararenger師匠。さっそくゴールの登下(とっけい)入り口に移動。着替えてスタートの桐原郵便局付近まで5Kmほど上ります。
 川に降りてみると、やっぱり水は少ない!とくにスタート地点の川底が砂で、船底をこする感じです。春の小川のような所をしばらく行くと、次第に渓谷が深くなってきてクリークっぽい雰囲気が出てきました。道路からすぐ近くなのに傾斜が強いためか釣り人はほとんど居ません。次第に岩また岩のドロップが増え、落差も大きくなって来ました。水も集まってきて、ブーフの実践練習に最高です。初めはしっくり来なかったブーフも、徐々に決まりだしてきました。第二核心部、1mほどのドロップ下流には倒木が入っていて、バウを下げるわけにはいきません。思い切りスピードを付けて、飛び出すときはリーンをかけながら落ちる水の重みをパドルで捉えつつリーンバック!着水後直ちにフォワードストロークで脱出。いや、上手く行きました。これまでで最高の出来、思い通りのブーフでした。続いて南極3号さんもきれいにクリア。しかし満足に浸るのもつかの間、すぐに核心部に到着です。
いつもながらビランをぶっ飛ばしている南極3号さん
プールにログが入っている第二核心部。知らずに行くと危険です。

 関東のイナズマと呼ばれるその核心部は、ど迫力でした。ドロップというよりもはや滝です。中心部は1mほどの幅しかないでしょう。そこに川の水すべてが集まり轟轟と音を立てながら落ちて行きます。しかも流れは複雑に蛇行していました。見ていて恐怖心が沸いてきましたが、Yararenger師匠の解説を聞き、師匠のお手本を見ると行けそうな気になってきました。覚悟を決め、突入!流れに振られて左右の岸壁に当たりながらもあっという間に通過。と思ったら、下流の岩に押しつけられそうになりました。師匠の「漕いで漕いで」という声で我に返り、なんとか脱出できました。つついて南極3号さんも核心部クリア。

核心部を行くYararenger師匠の勇姿
私もなんとか核心部クリア


その後は大きな瀬もなく、また春の小川のような景色に戻ってきたところでゴール。
いや、面白かったです。こんな近くにこんな面白いところがあるなんて。ただし、所々人工物やシーブなど危険箇所があるので、ぜひこの川を知っているガイドと一緒に行くことをお勧めしておきます。


2012年3月13日火曜日

千代橋いまは

 3月13日は千代橋(ちよばし)に行ってきました。と言っても、家庭サービスで水戸偕楽園に梅を見に行ったついでに少し寄ってみただけです(ホントはどちらがついでだったかは分かりませんが)。
 千代橋は数年前までかなりアツいフリースタイルスポットだったらしいですが、最近は中心の千代ホール がつぶれて、上段ホールなどが残っているだけでした。しかし去年は大増水もあったので、そろそろ変化があるかなとのぞいてみました。場所は那珂川下流域、水戸の隣の城里町にある千代橋(せんだいばし)のすぐ上流にあります。この日の水位は-1.10。
まあ、水はきれいだし、空は快晴。言うことないです。上段ホールは右周りスピン練習にはちょうどよかったです。 ただこの水位では浅くて、沈するとヘルメットをこすります。左周りはちょっと難しかったです。ブラント、カートは仕掛けることも出来ませんでした。帰ってからブログを見たらいばさくさんがつい一昨日に行かれていた様です。ただそのときより水位はだいぶ減ってました。もう少し水位があればブラント、カートは出来るようです(もちろんウデがあればですが)。
千代橋上段ホール、野口水位-1.10。スピン練習には最適です
千代橋右岸の水路ウェーブはあまり面白くないです

もと千代ホールあたり。荒れたウェーブがあるだけでした。

PHVプリウスでも10スターなら充分積めます

偕楽園の梅はまだ2分咲き程度でした。梅と桜が一緒に来そうですね
 1時間ほど遊んでました。師匠から言われたように、なるべく漕がない、パドルと胸の平行した関係を崩さない、を心がけましたが・・・。なかなか一朝一夕には出来ませんね。それにフィッティングもまだうまく行ってません。雪解けまでには何とかしたい物です。
その後出かけた偕楽園、梅はまだまだでした。もう3月も半ばなのに、ずいぶん遅れてますね。梅と桜が一緒にやってきそうです。