野尻川は福島県を流れる只見川の支流です。2年前の5月にも同区間を下っていますが、そのときは水量が少なく、どちらかというと癒し系の川でした。そのときの動画はこんなかんじ。美しい川ではあっても、激しさはない印象でした。ところが、今回はぜんぜん違いました。水量が変わるとこんなにも川の表情が変わるのでしょうか。
今回のメンバーは7人。南極3号さん、ほりほりさん、mashiさん、woodsさん、トロ5さん、かめ吉さんと私。ガイドはいつものYararenger師匠。まずは周囲の景色からして前回と違います。前回はすでに新緑の季節、風薫る山里の中を下りました。今回はまだまだ雪が多く、厚い残雪を踏みしめながら川に出て行きます。水量も桁違い!轟轟と流れており、見るだけで恐怖を感じるくらいです。そこそこに巨大ホールが口を開けていました。私的には、前回と今回の中間くらいがちょうど良いんですが・・、と言っても始まりません。さっそくスタート。しかしアップするようなトロ場もなくいきなりアドレナリン全開です。
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いきなりこんなところでスタート |
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充実しきったカヤックライフの仕上げをする南極3号さん |
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この川ではこんなところがトロ場です |
とにかくYararenger師匠の指示通りにコースを取ろうと思うのですが、流れの音が大きくて師匠の言葉がなかなか聞き取れません。メンバーの航跡も参考にしながら進みますが、流れが速くかなり早めに判断をしないと痛い目に遭いそうです。
やがてコース半ばにある「タンもどきの瀬」に到着。前回来た時よりもどでかくなっていて大迫力!それに下流にはストレーナーっぽい岩や横一直線のホールが待ち構えていてかなり緊張します。それでも皆さん無事クリア。
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タンもどきの瀬をゆくmashiさん |
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タンもどきのワタシ |
そして後半もどんどん進んで行くうちにメイクドラマもあり、なんとかゴール手前にやってきました。前回来た時は、ゴールに瀬はなく、ただ陸に上がる場所としてあっただけでした。ところが今回はその違いにビックリ。この川の核心部はじつはゴールにあったのですね。大きな落差を伴うS字のカーブになっていて、本流がカーブ外側にまともに当たって巨大ピローが渦巻いています。しかも前後には巨大な岩が鎮座していました。すぐ下流には橋脚があり、その向こうはもう只見川です。従ってここで沈脱すると、只見川まで行ってしまいます。さらに運が悪ければ橋脚にひっかかってしまうこともあるでしょう。かなり緊張しましたが、師匠がすんなりS字内側に入る様子を見て、行けそうな気がしました。出発時、なるべく内側の岩に近づこうとして目一杯こいだら岩に当たりそうになり一瞬パドルを止めました。するとかなり波に振られて沈しそうになりましたが、パドルと入れるとなんとか立ち直りました。あとは目一杯イン側へ脱出、無事ゴールにたどり着けました。。意外やピローまで行った方もむしろそのピローを利用してすんなり通過し、ほかのメンバーも無事漕ぎ抜けました。いや、ゴールが核心部のすごい川でした。大満足で帰宅の途につきました。
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ゴールの瀬を行くトロ5さん |
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巨大ピローを利用してうまく漕ぎ抜けるwoodsさん、さすが! |
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ツアーの先週に柳本さんと下見をしてきた元木です。水がかなり増えてますね。下見の時と大違いです。このような迫力の川を漕ぎ切った皆さん、そして案内された柳本さんが凄いです。素晴らしい動画をありがとうございました。
返信削除モトキさん、コメントありがとうございます。そして下見していただき感謝しております。おかげさまでホントに充実した一日を過ごせました。来年も是非行ってみたいと思っております。
返信削除前回ご一緒した時とは別の川ですね!ビックリ!来年はまた行ってみたくなりました!
返信削除OWLさん、前回のあれはあれで癒されましたが、ホントぜんぜん違う川になってました!はじめから終わりまでアドレナリン全開でした。次回はご一緒しましょう。
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