2014年1月21日火曜日

Class5ニュージーランドツアー ~その1~


2013年12月28日から14年1月3日まで、Class5ニュージーランドツアーに行ってきました。
12月28日朝に大韓航空機で成田を発ち、仁川で乗り換え。ここで今回のメンバー、南極三号さんと磯五郎さんのお二人と合流。夕方5時台発の便で一路オークランドへ向かいました。途中、夜中の2時頃に起こされて機内食が出るのは訳がわかりませんでしたが、現地着は朝9時前だったと思います。
空港にはすでに現地入りしていたClass5のYararenger師匠が迎えに来てくれていました。
さっそくニッサン・プレセアに乗ってこの日漕ぐ予定のワイロア川に向かいました。ワイロアはニュージーでも指折りの激流。移動直後に今回ツアーの最激流に向かうのは期待半分不安半分でした。
気温は夏と言うより関東の4月上旬くらい。天気は曇りで時々ぱらつく感じ。現地に近づくにつれ、次第に雨が激しくなり、到着時は土砂降りでした。ワイロワは日曜日にしか放水がないのでこの日にしか下れないとのことでしたが、川はすでに濁流となっていてとても無理そうです。しかたなく今回のツアーガイドをしてくれるケニーさんとカイツナを目指します。
オークランド空港にて。周りは日本車ばかりで、日本と言っても通るくらいです。ルーフキャリアはYararenger師匠持参で空気注入式の優れもの。

ケニーさん(Kenny Mutton)は、かつてのフリースタイルカヤックの世界王者で、今はカイツナでスクールとガイドをされています。とても親切かつ誠実、そしてカヤックと家族が大好きな素敵な方でした。
カイツナに着くと雨は上がっていましたが、ここもかなり増水していました。普段250t/sの流れが500t/sになっているとのこと。川幅は御嶽より狭いので、相当の激流です。ケニーさんのベースはカイツナ川のスタートから歩いて3分くらいの好立地。私が借りたのはディーゼル70、普段乗っているのと同じ船です。南極三号さんはBliss-stick mini-mystic,磯五郎さんはPerception Java、そしてYararenger師匠はBliss-stick Tunaと、各人にぴったりの船が用意されていました。
さっそく歩いてスタートに移動。ドライエントリーでいよいよツアーの始まりです。
コースの始まりはゲートが作ってありスラロームの練習をしています。それでもすぐに大きなドロップ。その後もパワーハウスなど名だたる瀬が続き、いよいよメインの落差7mあるTutea滝です。左の本流にのってスピードをつけ、右端によってしっかりリーンをかけながら思い切りブーフ、という指示。ガイドのお二人は先に行って下で待ってます。急に心細くなったけれど磯五郎さんが気合い一発で飛び出し行きました。次に南極三号さん。下でどうなっているか、全然見えません。合図の笛が鳴っていよいよ私の番。指示通りのコースで行ったつもりだったのですが、スピードが今ひとつだったのと、ブーフが不十分だったようです。落ちたら揉みくちゃにされました。それでもロール2回で脱出。なんとか生還できました。その後も迫力の瀬が続きましたが、無事全員ゴール。

パワーハウス下の磯五郎さん
Tutea滝に挑む南極三号さん
全員無事生還!


カイツナは不思議な地形で、蛇行しているためにゴールからスタートまでは歩いても10分くらいで戻れます。大満足で1日目を終え、宿のあるロトルアに向かいました。ロトルアはカイツナから車で30分程度の小さくきれいな地方都市です。ここの宿、Spa Lodge Backpakkersは町の中心地にあり、向かいにスーパーもあって便利です。マスターも日本人で非常に心強かったです。漫画好きのへんなフランス人がたどたどしい日本語で一生懸命話しかけてくるのは面白かったです。

ロトルアで4泊した宿、Spa Lodge Backpakkers

部屋は6畳くらいにベッド一つ。シンプルですが清潔でした。

さてツアー二日目はトンガリロ川に行きました。ここはカイツナとがらっと変わって岩岩セクションの多い川。大きな那珂川上流といったところでしょうか。Class2~3の瀬が続きます。しかし景色は雄大で、かつ植生が不思議です。北国のように高い杉が密生しているかと思うと、ジャングルのように大きなシダ類が茂っています。最後にビッグウェーブがあり、サーフィンを楽しんで終了。癒された一日でした。
トンガリロでもフルフェイスヘルメットからカメラ目線を送ってくれる南極三号さん

雄大な景色の中を進みます

ちょっと岩が多めですが、厳しいところはありません

ところで、ニュージーではどの川もラフトがいて、多くの人がアウトドアを楽しんでいました。走っている車は8割方日本車で、右ハンドルなので駐車場だけみれば日本と大差ない感じです。しかしその車の3割ほどはヒッチメンバー付き!道路ですれ違う車も、モーターボートやモトクロッサー、マウンテンバイクにシットオンカヤック、トレーラーハウスなどを引っ張っています。とても多くの人がアウトドアを楽しんでいるようでした。
ツアー3日目はランギタイキ川に行きました。ここは前半は宝川をすこし緩くしたような、傾斜と岩のある川相。途中にJeff's joyとよばれる有名な瀬があり3級と思います。スピード感とスリルが充分味わえます。その後の中盤はまったり流れの少ない癒し系。最後は2級の瀬が延々45分切れ目無く続きました。1日で3種の川相が楽しめるお得な川でした。
前半はこんな感じで、結構厳しい瀬が続きます
前半終盤のJeff'sJoyをゆくYararenger師匠



最後の45分はこんな瀬がノンストップで45分続きます



この日は宿に帰ってから地元マオリ族のショーを見て、その後さらに新年の花火大会を見に行きました。宿から歩いて行ける会場のロトルワ湖畔は大勢の人手で賑わっていましたが、屋台など出店はなし。みなさんおとなしく花火を楽しんでいました。



マオリのショーは凝っていて、カヌーに乗っての登場です

ロトルアの新年花火もなかなかのものでした



つづく

2 件のコメント:

  1. いいなぁ (゜-゜)

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  2. とんぶりさん、職場のみなさんと家族の理解があって素晴らしい経験をさせていただきました。また行かせてもらえるよう、日々努力するつもりです。

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