2012年2月26日日曜日

Class5フリースタイルクリニック

2月21日は多摩川御岳でClass5のフリースタイルクリニックを受けてきました。
毎朝犬の散歩で田んぼの中を歩いていますが、冬の間は硬く締まっていた畦の土も、このところめっきり柔らかくフカフカになって来ていることに気づきます。そういえば日の光も少しずつ力強くなっていますね。もう春はすぐそこです。春と言えば雪解け、雪解けと言えばタンの瀬です。
タンの瀬とは、最上川にあるフリースタイルカヤックのメッカです。フリースタイルカヤックというのは、スキーで言えばエアリアルのようなものでしょうか。1ヶ所で飛んだりはねたり回転したりして、その技を競うカヤックのカテゴリーです。日本ではこのフリースタイルをやるポイントがあまり多くはないのですが、雪解け時期のタンの瀬は、ワールドクラスのビッグウェーブが出現する日本有数のカヤックポイントです。
さて、私もカヤックを始めてもう6~7年くらいになるでしょうか。しかしカヤック・フリースタイルの技であるカートホイールブラントは未だにできた試しがありません。この二つがしっかりできれば、上級者の仲間入りと言っても良いでしょう。まあ、カートホイールはなんとなくできかけたり、できそうな気がする事はあります。しかしブラントは全くできないし、どうやってやるのかさっぱり分かりません。人がやっている動画を見ると、ごく簡単そうなんですがね。そこで今回は、雪解けまでにこのブラントに挑戦したいと思い講習を受けることにしました。
御岳の梅はまだ2分咲き程度でした

この日の御岳は快晴、梅はほんのチラホラ咲いている程度で、例年より遅いようですね。
川に降りて、まずはYararenger師匠から基本のリーン、そしてリーンクリンの指導を受けます。これらからしてきちんとできてません。そしていよいよブラントへ。教わったとおりにやってみると、いきなりそれっぽくできました。うーん、教え方が良いとできるものなんですね。さすが師匠。でもその後はまたなかなかうまく行きません。いろいろ考えながらやると、どんどん動きがバラバラになって余計だめに。かなり疲れてきた頃、また少しできかけてきたかな?でもまだまだしっかりできている気にはなれません。もう一度講習うければ、もうちょっと形になるかな、と言う感触は得られました。

写真を見るとそれっぽいですが、自分ではカヤックがどう動いているのかつかみきれてません




ところで、今回使ったカヤック、Jackson10スターのシートの位置が後ろ過ぎると師匠に指摘されました。いや、そんなはずはない、1週間前に一番前の位置にセットしたばかりなのだから・・、と思っていました。ところが 家に帰ってよく見るとやっぱり師匠が正しかった!シートを固定したねじが緩んで後ろにずれていました。この10スター、乗るのが久しぶりなので忘れていましたが、そういえば以前もよくねじが緩んでシートがずれたっけ。そこで一工夫。シート下に通っているパイプにカバーをつけ、ねじが緩んでもこのカバーでつっかえ棒のように支えてシートが後ろにずれないようにしました。カバーは竹を切り、黒のガムテープを張ってそれなりに仕上げてみました。シートが後ろ過ぎると前傾姿勢がとりにくく、カヤックの前部を水面に刺しにくいんですよ。より前方に座れればもっとブラントはやりやすくなるはずです。これでどうだ、待ってろタンの瀬!


竹を切って、パイプの上にはまるように加工
パイプの上にはめて、タイベルトで締め付け、シートが後ろにずれないつっかえ棒代わりにしました

2012年2月7日火曜日

Class5桂川ダウンリバークリニック


25日はClass5桂川ロワーセクション・ダウンリバークリニックに参加してきました。
この日は川に出る前から負けていました。このレッスンはどちらかというと桂川ダウンリバーに慣れていない人向けに開催されるのかと勝手に思い込み、自分は艇長の短いスキップで参加してみようかな、などと思ったのがそもそもの間違いだったのです。現地に行ってみると、参加者はビランに乗った南極3号さんと私だけ。なんとYararenger師匠も艇長の長いディーゼルです。久しぶりに水位の上がった鳥沢ホールで少し遊んで、などと妄想していた私が悪うございました。長い大きな船に乗ったこのお二人に、私がスキップでついて行けるはずもなく、ボロボロになりました。核心部だけはなんとか沈せずにすみましたが、後半はこれでもかと沈を繰り返し、ロールもなかなか上がらず水を飲んでしまいました。大月水位1.98の桂川はど迫力、なめたらあききませんね。少なくともVarunをもって行くべきでした。
          
久しぶりに放水のあった桂川、カヤッカー5万人でした。それにしてもみんな上手いなぁ~。


このぶっ飛びビランにはとてもかないません

途中にはこんな見事な氷柱もみられました



まあ、でも無事脱はせずにゴールにたどり着けました。OPPにもならずに済んだようです。
もちろんクリニックは非常に有意義でした。ブーフはまだまだ完成しませんが、頭の中では完成が近づいている気になれました。3時過ぎに帰途につきましたが、南極3号さんとYararenger師匠はこれからまた鳥沢に行って漕いでくるのだと!すごいな~。