ちょうど1年前の3月25日にもここタンの瀬に来ていますが、その時はパワーに圧倒されトホホ状態。こわごわスポットに入り、無理矢理スピンさせられてスターン食われて沈!でした。一緒にいた南極三号さんには2段階以上の差をつけられてしまいましたね。さて今年はどうなることやら。
昨年と同じく前夜に電車で寒河江入り。朝Yararenger師匠にお迎えに来ていただいていざタンの瀬に。昨年は一面の雪原でしたが、今年の雪は半分以下ですね。天気もよく、気温は低いものの気持ちのよい春の一日となりました。長崎水位も昨年とほぼ同じ9.6-9.5mですが、Yararenger師匠に言わせると、去年より難しいとのこと。見た目も、実際に入った印象も私にはその差は解りませんでした。
寒河江の町中には、日陰に雪が残っているだけでした |
カヌーランドにはカヤッカーの車が数台、ここで寝泊まりしている方もいるようです |
さてカヌーランドに行ってみると、そこで寝泊まりしている猛者もいるようで、すでに車は何台もともめてありました。でも実際に川にいる人はまだ2人くらい。駐車場でマッタリしている人も少しいて、ほかはダウンリバーに出かけているのかな?準備を整えいよいよスポットへ。2月の桂川鳥沢ホールで痛感した、膝のサポートをしっかりして船を固定すること、そして上流への意識。この二つだけを注意して漕ぎ出しました。
瀬に入るとすごい迫力!そのパワーとスピードに圧倒されました。でも去年よりは少しイイ感じ。ホールの中でどの位置にいるかはある程度わかる余裕は出来ました。スターン沈も減りました。スピンも回されていると言うより、少しは回っている感じ。でも結局スピン以外のことは何も出来ずです。しかも一度スポットに入ると瀬のパワーでメチャクチャ消耗します。心臓はバクバク、息はゼーゼー、握力は落ちるしウデもきつい。左岸にたどり着くだけでも大変です。1回入ると小休止、3回で陸に上がってゆっくり休む、くらいでないとやってられません。
今年初のタンの瀬でも鮮やかな動きを見せるYararenger師匠 |
とても同年代とは思えない体力と技術、そして情熱でブラントやスクリューをビシバシ決めていたミスターさんの勇姿。勝手ながらたわしの心の師匠とさせていただきます。
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出来たことは去年と同じスピンだけの私、でもなんか良くなった気がしてキツイけど楽しい! |
はじめは4~5人のヘビーローテーションでしたが昼が近づく頃にはいつの間にか15人以上のカヤッカーがいました。でも皆さんも結構きつそう。日本代表クラスの方々も、トップをとれずにそのまま流されることも度々あったようです。
午後になると急に人数が減って行き、最後は4人になってしまいました。ますますローテーションがきつくなり、3時前にはヘトヘトになって終了。
きつかったけれど、楽しかった!出来ることは去年と同じスピンだけですが、去年よりははっきり進歩した事が実感できました。南極三号さんとは1段階差まで近づけたかな?来年はブラントが出来るようになっていたいな。
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