4月21日はClass5奥会津檜枝岐ツアーに行ってきました。
さて関東ではとっくに桜も散ってしまい、我が家の前の公園ではツツジが咲き誇っています。ところが前日の天気予報で、会津は雪になるとのこと。まさか積もるほどでは無いだろうとは思いましたが、念のためノーマルに履き替えたばかりのタイヤをスタッドレスに戻し、朝6時過ぎに出発しました。東北自動車道ではみぞれ交じりの雨が降っていましたが、塩原に着く頃には本格的な雪になってしまいました。道路にも積もりだし、アンチスキッドシステムが頻繁に作動します。いやぁ~、タイヤ変えておいてよかった!ノーマルだったら絶対たどり着けなかったでしょう。
慎重に運転して集合時刻の10時前には到着。雪の檜枝岐は初めてでしたが、すばらしい景色です。屏風岩も迫力あり、S字滝は一段と荘厳な雰囲気になっていました。水量も相当あり流速もかなり早い感じです。アッパー、ミドルのコースでもよかったのですが、この日はメンバーが私一人だったので、まだ行ったことのない檜枝岐川ロワーセクションを漕ぐことにしてもらいました。
屏風岩駐車場にて |
雪景色のS字ねじり滝
スタート付近の風景。やはり日本は雪月花ですね。 |
さて、川に出るとまた幻想的な世界が広がっていました。増水している水はあくまでも澄んでおり、しかも非常に早く流れています。周りの木々には雪が積もり、時々ガサッと落ちつてゆく時以外は、水音だけが谷にこだましていました。
そんな夢のような景色の中、初めてのコースなので慎重にスタート。しかし直後、2回目のエディーキャッチで沈脱!マキマキのエディーで揉みくちゃになりました。いきなり消耗、トホホです。それにしてもロールスランプが深刻です。去年までは不安も感じなかったのですが、なかなか出口が見つかりません。
その後しばらくして鱒滝に到着。以前より落差が減っていますが、水量が多いのでなかなかの迫力です。流れも少し変わっている様子でした。まずはYararenger師匠がお手本。難なく通過。そして私。ブーフして、少し右に飛んで・・、と思っていたら滝に巻き込まれ沈、またも脱!すかさずロープが飛んできて事なきを得ました。自分ではなぜそうなったか解らなかったのですが、写真を見ると、バウが右により過ぎ、船体が滝に平行になってしまっていました。これじゃぁ沈脱するわな。ブーフはバウを下げない事も必要ですが、左右方向もコントロールする技です。前者だけを意識していたので粗沈となってしまいました。まだまだじゃのう~。
Yararenger師匠の鱒滝超え、完璧です |
鱒滝の私、ここまでは良さそうに見えますがこの後に粗沈! |
核心部にて |
その後もどんどん瀬が迫ってきます。テクニカルでは無いですが、スピードも速く、パワーもあります。直線的な瀬が多いのですが、勾配が強く波も大きいので見えないところに大きなホールが口を開けています。トロ場がほとんど無く、泳いだらどこまで流されるか解らないくらいで恐怖も感じました。核心部は山が開けたところにありましたが、きつそうなホールで、下流側にも大きな岩と瀬が迫っていました。それでも鱒滝の後はなんとか沈せずクリア。スピードはあるのであっという間にゴールに到着。いつの間にか雪も上がり、青空もみられるようになっていました。帰りの路上は雪が溶けており、塩原までおりてくると桜の向こうに雪山が見えていました。
塩原まで降りてくると春が出迎えてくれました |
動画はこちらでご覧ください
どうしてもフィットする音楽が思いつかず、生音のみで編集してみました