私は土曜午後につくばを出発、東京から山形新幹線に乗り山形へ。山形でフルーツラインに乗り換え寒河江で泊。翌日曜の朝8;30にClass5Yararenger師匠と南極3号さんがホテルまで車で迎えに来てくれました。カヤックとパドルは前週に預けてあったのを運んできていただきました。この日の参加者も南極3号さんと私の二人。さっそくタンの瀬に向かいますが、道中には残雪があるなんていうレベルでなく、一面銀世界でした。しかも雪が降ってくる、というか吹雪いてます。それでも30分ほどでタンの瀬に着くと、すでに先客がたくさんいる!日本のカヤック界も捨てた物ではないですね。
この日の最上川長崎水位は9.6m台。一番面白いのは9.0~9.3mらしいので、それよりかなり多いようです。たしかに、見るとウェーブというよりほとんどホール。かなり荒れた感じです。水は茶色く濁っており、上流では相当雨が降ったか、雪が溶けたかしたのでしょう。まずは先にカヤックしている皆さんの様子を見て、師匠からポイントを指導してもらいます。それにしても上手い人が多い、というか日本代表選手が何人も目の前でプレイしているのですから、上手いのも当たり前か。
雪原の中を瀬に歩いて行きます |
この吹雪の中、最大25名ほどがカヤックを楽しんでいました。日本代表選手も数名。 |
ウォームアップ後、いよいよ瀬に入ります。近づくとすごい迫力。瀬音、流速、波のパワーなどで圧倒されます。なんとかスポットに入りましたが、すぐスターンに水が乗って沈。ロールしようとしても体が川底に引き込まれてしまって起き上がれません。もう息が続かないというぎりぎりまで来たところで何とか浮上できたことを何度も経験しました。しばらくは瀬に入るとすぐ沈を繰り返した後、師匠にアドバイスをいただきました。言われたように後ろ過ぎた重心を前に持って行くつもりで乗ってみるとそこそこ上手く行きました。それでもスピン3~4回が精一杯。ウェーブのトップをとったり、自分の位置をコントロールする余裕が出ません。スピンもしていると言うよりさせられている感じ。自分のタイミングでは何もさせてもらえませんでした。まあ、前回4年前にここに来たときはもっとずっと少ない水位で何も出来なかったので、少しは進歩していると考え良しとしておきましょう。
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ほとんどフリースタイルの選手なみも動きを見せた南極3号さん、完全に2ランクアップです! |
カヤックではイマイチでしたが、迫力ある画像は撮れました。GoProHERO2で自分撮り。 |
それより驚きは南極3号さんです。すっご~く上手くなってました! この激しいタンの瀬で、スピンはグルグル。所々カートも入ります。しかもなんだか余裕があって、ウェーブ内で自在に動いています。いやぁ、参りました。ちょっと前までカヤックのウデは同じくらいかななんて勝手に思っていたのですが、完全に置いて行かれました。しかも2段階くらいです。これならアフリカでもヨーロッパでも一目置かれるのではないでしょうか。私はとても嬉しくもあり、でもちょっと悔しかったです。今度南極3号さんが帰国される時までには、このくらいのウデになっていたいものですね。
午後3時には終了。寒河江の駅まで送っていただき、帰宅の途につきました。