5月20日はClass5宝川ツアーに行ってきました。宝川は利根川の支流で、宝川温泉を流れるクリークです。Class5のブログに下見に行ったときの写真が出ていて、これがなんだか癒し系の川に見えたんですね。そこで早く終わったら近くの照葉峡にも連れて行ってもらえるようおねだりしてしまいました。
そんなツアーに集まったメンバーはいつものおじさん4人組。才谷屋さん、OWLさん、府中人さんと私。ガイドはもちろんYararenger師匠です。メンバー全員私と同じく宝川は初めて。照葉峡のことも考えて水紀行館での集合は早めの午前9時。さっそく着替えてから宝川温泉に向かいスタートへ。快晴、新緑の中で川に入ってすぐは、これまで経験した渓流と大差ないように思えました。しかしちょっと進むと様相が違います。落差が大きい、流れが速い、水量が多くエディが狭い、岩が大きく流れが複雑・・・。いやぁ、参りました。ぜんぜんマトモに進めません、というか後ろ向きや沈しながら下っている感じです。他のメンバーも似たようなもので、途中からはビビリが伝染しで余計心許なくなってしまいました。それでも才谷屋さんだけはそこそこイケテたかな。
やがて核心部に来たら、これはイカン。師匠のデモを見てもとても行けそうな気がせずポーテージを選択。ほかのメンバーも同じくです。しかし核心部下もかなりの瀬。ここも散々でした。そしてそこから先は川相ががらりと変わりました。勾配が強く流速も早いのは同じですが岩はもうありません。しかし其処ここに大きなホールが現れ、とても避けきれません。正面から突っ込んで行きますが、それでも引き戻されそうになります。私はこの区間だけで2沈、それも各ロール3回でなんとか起き上がれると言う巻きの強さ。その最後のロールが終わったとたんに目の前に大きなドロップが出現!運良くブーフが間に合ってそこで捕まることは回避できました。そのドロップ下流がゴールだったのですが、ほかのメンバーの皆さんもやられまくっていました。
他の川なら核心部と言っても良いような流れが延々と続きます |
核心部を行くYararenger師匠。この前も直後も厳しいところが連続しています。 |
ゴール後はみんな疲れ果て、とても照葉峡にゆく気力も体力も失せていました。自分の身の程を知った一日となりました。この日の宝川、師匠が下見したときよりだいぶ水位が多かったようです。もう少し水が少なければまた違った印象だったかも知れません。とにかくこの日のコンディションでは、私にはレベルが高すぎました。また一から修行のやり直しです。なんとかこの川を楽しめるくらいのウデにはなりたいものです。もしこの川に行きたい方が居られるのなら、私程度の技量ではやめておいた方が良いと断言できます。明らかな上級者でない限りリスクが高いです。それも良くここを知ったプロのガイドと同行することをお勧めします。