2011年12月30日金曜日

さよなら2011年、ありがとう2011年


 2011年はいつもと全く違う一年になってしまいました。苦しく、心の痛い年でした。災害の大きさももちろんですが、人や組織のもろさ、人の言うことの危うさなどをいやでも実感してしまいました。人は目の前にないものを想像するのは難しいですが、リーダーはそれを想像しながら人々を導いてほしいものです。しかし、我々はそういったリーダーを選び出す機構を持っていないこともはっきりしてしまいました。この場でこれ以上語るのはやめておきましょう。それでも私は今まで生きながらえ、新しい年を迎えようとしているのです。一時はとてもカヤックに乗る気も起こりませんでした。しかし、我々が普通の生活をしないと支援できる社会をさえ維持できないという都合の良い理屈を見つけてしまって以降は、また川に戻りました。川はやはり楽しいです。特に福島の川と湖には何度も楽しませていただきました。なんの力にもなれなかったですが、これからもできる限り応援し続けようと思っています。
 さて、今年の集計です。今年は合計31日漕ぎました。その他に1日檜枝岐に行きましたが、体調不良で漕がずにカメラマンになっていました。
 桂川5回、多摩川御岳5回、江戸川水閘門3回、丹波川3回(上中下区間各1回)、利根川2回(水上・月夜野各1回)、以下はすべて1回です。男鹿川、舘岩川、湯ノ岐川、那珂川(那須コース)、三国川、清津川、秋川、穴内川、吉野川(大歩危)、檜枝岐川、摺上川、猪苗代湖。このうち下線のつの川・湖は私にとって今年が初めての場所でした。思えばずいぶん経験が拡がった年でした。その割に腕が上がらないのはしようがないですね。
そのほか、1/10カヤック模型を12艇作ったのも今年の出来事でした。すべてJacksonKayakだったので来年はLiquidologicWavesportsRiotも作ってみようと思っています。

さて、今年最後の動画です。11月23日に御岳でカヤック&バーベキューをやった日のことをまとめてみました。最近皆さんの動画がすばらしいできなので、私のも少しレベルアップが必要かと思い先月編集ソフトを変えてみました(Adobe Premiere ElementsからPremiereProCS5.5へ)。まだちゃんと使えてないので仕上がりに変化なく少しがっかりです。来年はこちらの腕も上げたいですね。
今年一年おつきあいいただいた皆様、本当にありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします。よい年になりますよう、願っております。


2011年12月27日火曜日

丹波川アッパーセクションツアー



12月25日はClass5丹波川アッパーセクションツアーに行ってきました。
この日も快晴、朝7時出発時の気温は-3℃。集合地点道の駅たばがわに着いたら先週より相当寒かった感じです。この日のメンバーはほりほりさん、OWLさんと私の3名、ガイドはもちろんClass5主催のYararengerさんです。この日のコースは先週行ったミドルコースのすぐ上流側、約2Kmほど。後半はミドルコースの途中まで下ってゴールの予定です。
まずはゴールのトンネル出口まで移動。車を乗り換えスタート地点に移動。道路から川まで長い急斜面なので、船はロープで下ろします。人間もロープにつかまってないと転げ落ちそうです。なんとか無事に河原にたどり着き、いよいよスタート。
前半はミドルコースと同じ程度の難易度、面白いドロップが次々に現れます。すべて慎重にスカウティングしてから順次下って行きました。いくつかドラマがあった後、核心部が現れました。見たとたん、ありえない!という感じ。落差が大きく、2回曲がっていてしかも途中が岩岩。ここを行く?普通これを見たらポーテージでしょっ!
前半から飛ばすほりほりさん
きまってるなぁ、OWLさん
先週からあまり進歩ない私

核心部を行くYararenger師匠、普通こんなところ行かないでしょ
しかし、Yararenger師匠の解説を聞き、次第に冷静にみることができるようになりました。まず右パドルでブーフしてバウを右に向けがら着水。再度ブーフして今度はバウを左に。なるほど、できそうじゃないですか。そして師匠の実演を見ると、これがいかにも簡単そうに見えるんですよね。しかも、周囲は深い谷でポーテジ不可能。覚悟を決めてこぎ出します。まずは右にパドルを入れて右に飛ぶ・・はずが思わず左パドルになってしまいました。それても何とか上手く右に回頭できたようです。その後はもう流れに乗っているだけ。気づくと下まで来ていました、ヨカッタァー!つづいてOWLさん。一段目、きっちり右パドルで右に回頭。その後もスムースに降りて、お見事でした。最後はほりほりさん。一段目でパドルのタイミングがずれた?でも結果オーライ。良いコースで降りてきました。いや、ほんとにヨカッタヨカッタ。あんなところ下れるんですね。連れてきてくれたYararenger師匠にあらためて感謝です。でもここは素人だけでは絶対に来てはいけないところですね。
その後も楽しいドロップが次々に現れ、ブーフが必要な箇所が続きます。しかし、なかなか思い通りには行きませんね。
ようやくミドルコースの入り口に来た頃には相当消耗していました。距離はホント短いのにね。その後ミドルコースはじめの瀬、先週と同じ場所で同じように沈!進歩ないですね、トホホ。トンネルを超え2時にはゴール。短い区間でしたが、本当に濃い内容でした。
脱いだPFDをふと見ると、なんと凍っていました。さむっ!着替えてから道の駅丹波山で昼食をいただき、来年の再会を誓って帰途につきました。
最後は大きな満足と心地よい疲労感に包まれました
脱いだPFDが凍っている・・・

2011年12月21日水曜日

丹波川ミドルセクションツアー


12月18日はClass5丹波川ミドルセクションツアーに行ってきました。
 天気は快晴、朝10時前に集合場所の道の駅丹波山につくと、すでにYararenger師匠が待ちかまえていました。この日のメンバーは私だけ、マンツーマンの濃い内容になりそうです。丹波川は道の駅から下流のロワーセクションは一度下ったことがありますが、このミドルコースは初めて。距離は4Km足らずと短いですが、かなり難コースのようです。
ゴールの学校横川岸に移動して着替えます。フルフェイスのヘルメットにエルボーガードも付けてフル装備で準備完了。カメラもGoProVIOの両方用意しました。Class5ハイエースでスタートに移動。国道411号を上流に向かい、羽根戸トンネルをぬけたところがもうスタート地点です。周囲の日陰には雪が残っていて寒々しい感でもあり、初めてのコースで身が引き締まります。
ゴール地点にて、快晴のすばらしいコンディションでカヤックを楽しめました

 さて道路からはロープを使って船を下ろしてエントリ。川の水はとてもきれいで澄んでいます。まさに清流。それに冷たい!スタート地点でスピンをトライするも沈、頭の中まで凍るかと思いました。そしていよいよスタート。日の当たらない渓谷の中に入って行きます。そのはじめの瀬が難しい。2段になっている途中で曲がっており、岩があちこちにあってコースが狭い。スカイティングはしたもののきっちり沈してトホホです。画像をみると着水のときに変なリーンがかかっているから沈も当然、これではダメですね。その後もなかなか難しい瀬が次々に現れ、緊張かつ楽しい時間が途切れなく続きます。水量が多い川ではないですが、クリークとしてカヤックには非常に面白いところです。ブーフ講習を受けたばかりだったですが、そのブーフが必要な場面が非常に多かったです。ただ、なかなか上手く決まりませんね。まあ、それでも後半は徐々にペースをつかんでなんとか師匠について行けました。これ以上はちょっときついかなと思い出した頃、川相は渓谷からゆったりとした流れにかわってきました。しばらく下って1時過ぎにはゴール。いやぁ、楽しかった。すごく面白いアトラクションに延々と乗っていたような気がしました。
前半はこんな川相が延々と続きます。落差が結構ありますね。
つららがあちこちにできてました

師匠に良い写真を撮っていただきました

 上がってからは道の駅丹波山で肉うどんを食べて暖まりました。来週は今回より上流の丹波川アッパーセクションツアーがあるようです。さらに難しいとのことですが、なんとか参加したいですね。

注意:途中ポーテージが必要な瀬があります。上流川からは見えにくいです。またトラブルがあってもすぐには道に出られない深い谷です。プロのガイドと一緒に行くことをおすすめいたします。

2011年12月11日日曜日

冬の御嶽は大賑わい

12月11日はClass5のブーフクリニックを受けてきました。この日は朝からずーっと快晴、圏央道からはきれいな富士山が見えていました。御嶽につくと放水口の駐車場はまだ霜が降りたいましたが、なんと駐車場は満杯状態。しかもほとんどがカヤッカーのようです。この日の青梅市最低気温は氷点下なのに、これは何?ひょっとしてカヤックのブームが来ているのでしょうか。
圏央道から見た富士山の図
満杯の放水口駐車場
落ち葉の上に霜が降りていました。写真を撮ったら滑って転んだ、トホホ・・。

さて、一時休養されていたClass5Yararenger氏も全く元気、というか元々元気。がんがん漕いでます。何もそこでしなくてもと言うような小さなウェーブやホールでカートを連続してます。川にはプレイボートはじめスラローム艇、カダディアンやスクォートまでバラエティーにとんだカヤックがたくさん。なんだか見ているだけで楽しくなってきますね。それにアフロヘアのどこかで見たことあるような兄さんまでカヤックを漕いでます。おまけになんとスクォート艇には試乗までさせていただきました。楽しいと言うより・・・、得難い経験でした。
さて、ブーフクリニックですが、前回に続き2回目。まずはフォワード、スウィープ、スターンラダーから始まり、ブーフ、ブラスティング、ロックスライドなど。こう書くとすごい内容かと思われるかもしれませんが、私がきっちりできるはずもありません。なんとなくそんな感じかなという「なんちゃって」ブーフくらいですが、それでも頭の中ではだいぶ 整理されて来ました。それにしれも、基本中の基本であるフォワード、スウィープが難しいですね。逆に言うと、基本さえきっちりしていればいろんな応用が利くのかな。これはカヤックに限らないことでしょうが。
生まれて初めてスクォート艇に試乗

スタート時はまだ川にまで日が差していませんでしたが、午後1時を過ぎるともう日が陰ってくる場所も多くなりました。2時半にはテニスコートで終了。いろいろ勉強になった1日でした。