2015年5月17日日曜日

オヤジふたりの北海道ツアー~その③~

さてオヤジ二人の北海道ツアーもいよいよ怒濤のクライマックスを迎えます。
最終日5月6日はHOAのアテンドで沙流川に行きました。
HOAはおもにラフティングをやっている会社ですが、カヤックやバンジージャンプなどもやってます。社長はオーストラリア人のパットさん。この日は我々二人のために、社長とネパール人のガイドとの豪華二人体勢で沙流川に挑戦です。
沙流川は普段はおとなしいファミリーコースなのですが、この日は雪解けと前々日の雨で大増水。まさに怒濤となって我々を待ち受けていました。
午前中は下流コース。茶色の濁流がすごい早さで流れていましたが、「午前中は午後の練習だ」とのこと。瀬はさほど複雑ではないものの、波がでかい、流速早い、ホールがキツイの三重苦。舟はナノ(L)を使わせてもらいましたが、普段使っているNANO(M)よりかなり大きい感じで思い通りに動いてくれません。おまけにバトルも違うので(という言い訳)あまり難しくなさそうなところで沈脱。すぐレスキューしてくれましたが、それでも流れが速くそこそこ流されてしましました。この一件で気持ちが守りに入ってしまい、以後はさらに消極的な漕ぎになってしまいました。
それでも何とか午前中は完漕。HOAベースに帰ってチャイとネパールカレーをいただきほっと一息。
この日ガイドをしてくれたパット社長
へたっぴさんはピラニア・シバがちょうど良かったようです

私はナノ(L)がちょっと大きかったか?

午前最大の瀬ヒーロールートを行くへたっぴさん。私はチキンルート

ベースにたどり着いてほっと
 さて、午後は沙流川上流、HOAベースからすぐの所がスタートです。午後はラフトも一緒に下ります。舟はバーン(S)に換えてもらいましたが、でも今度はちょっと小さすぎかな?気持ちは相変わらず消極的なまま。はじめの瀬でいきなり沈しましたが、ロールはすんなり成功。それにしても波はでかく、水が重い感じです。瀬か午前中よりかなり複雑で、テクニック、パワー、そして気力も必要です。とくにでっかい堰堤の水門に突っ込む時はかなりの勇気がいりました。
それでもゴールが近づいてきた頃、何という事の無いところでこの日2回目の沈脱。かなり長く泳ぎ、舟は遠くへ流されてしまいました。ゴール後すぐに大きな堰堤があり、今度沈脱してそこまで行くと生きて帰れないよ脅され、無念の投了。生まれて初めてラフトにピックアップされてゴールを目指すことになりました。
午後はBurn(S)にのりましたが、ちょっと小さめ

舟を流してラフトのクルーになりました、トホホ・・・

その後と沈脱してとぼとぼとラフトまでやってくるへたっぴさん

岩にラップしたラフト。この先に巨大堰堤が待ち構えています

ラフトに乗った時は強い屈辱感に襲われましたが、いざこぎ出すとこれがなかなか面白い。とにかく舟が重くてなかなか進みません。手こぎは無理なので、どうしても体幹を使った漕ぎになります。これはカヤックのトレーニングに良いですね。それにクルーみんなの漕ぎがかみ合うとすごく進みます。考えてみればラフトに乗ること自体も初めてだったので、まあ貴重な体験でした。
さて最後の瀬、ラフトからへたっぴさんのカヤックをうらやましそうに見ていたらなんと沈脱。我々の目の前を流れていってしましました。すこし先でピックアップして、結局二人ともラフトクルーとなってしまいました。
そしていよいよゴールという目前、前を行くラフトがラップ!クルーはほとんど流され、二人だけ引っかかった岩に登って助けを待っています。我々も乗っていたラフトのガイドとともにラップはがしを手伝いました。そんなこんなで大幅に時間超過。帰りの飛行機に間にあうか?
ゴール後着替え終わったらすでに3時半。午後6時過ぎのフライトのため、一目散に新千歳へ向かいました。飛ばしに飛ばしてなんとか5時過ぎに千歳のレンタカー屋さんに到着。空港でチェックインし、ビールを飲む時間がありました。
いやあ、いろいろあった。悔しさ7,楽しさ3くらい?でも最後のビールが旨かったら、赦す!


動画はこちらでご覧ください

2015年5月16日土曜日

オヤジふたりの北海道ツアー~その②~



ツアー3日目、5月5日は歴舟川に行きました。
この日のコースは坂下取水堰の下から、ゴールは昨日と同じカムイコタンキャンプ場まで。
前日と同じくスタートに舟を用意してゴールに戻り、着替えてからタクシーで再度スタートに上がりました。川は昨日とはうって変わって茶色の濁流。昨夜は上流でかなり雨が降ったようです。
川岸でスタートの準備をしていると、ウェーダーをはいた3人連れがやって来ました。釣り竿は持ってないし、何をしに来たのかな?一人は金髪の白人男性、残りは品の良い夫婦らしい中年の男女。聞いてみると、なんと砂金を採りに来たそうです。昨年は4gほど採れたらしい。歴舟川は昔から砂金が採れるそうです。道の駅コスモール大樹では砂金採りの道具を貸し出しているそうなので、歴舟川に行く方はぜひ道具を持って行きましょう。

ダッキーに空気を入れている間もまた楽しいひととき。この日は砂金採りとの出会いもありました。

さて川に出ると、あちこちでボイルが渦巻いておりちょっと怖い感じです。と思っていたら、へたっぴカヤッカーさんが最初の瀬で沈脱。でもそのまま再上艇してツアーをつづけられました。とにかくこの日の歴舟川は水が多くて流れも速く、トロ場ありません。但し瀬らしい瀬もなく、ただただ下流に流されて行く感じでした。
いきなり沈脱してぐったりのへたっぴカヤッカーさん

でもその後はタダ流されて行くだけ
後半は天気も回復、快速ダウンリバーが出来ました

2015年5月14日木曜日

オヤジ二人の北海道ツアー ~その①~

2015年のゴールデンウィークはへったっぴカヤッカーさんと二人で北海道に行ってきました。
5月2日(土)の午前はお仕事。なんとか午後1時前に終わらせて速攻で成田へ。それにしても第三ターミナルは遠いし、安普請だなぁ。それにボディチェック後はアルコール売ってない!空港ビールを楽しみにしていたのに残念。
ジェットスターで空路新千歳へ到着し、まずはレンタカーを借りて苫小牧へ。第一夜はここのビジネスホテルで一泊しました。翌5月3日は川ではなくゴルフ場に行きました。去年からへたっぴカヤッカーさんがゴルフを始め、仕方なく私も20年ぶりにクラブを持つ羽目に。この日プレーしたのはニドムクラシックコース。広く、空いていて美しいコースです。ただ3月に遅霜があって芝が枯れてしまっていました。本来青々とした季節のはずが、茶色の地面も見えていました。それでも桜やコブシが見頃で、春の一日を満喫できました。スコアには触れない方が・・・。二人ともボールはたくさん無くすし、私は3番アイアンを木にぶつけて折ってしまいました。トホホです。

満開のコブシを背にへたっぴさんご満悦

持っているのがクラブでなく鍬なら、ブリューゲルの絵に出てきそうな風景のゴルフ場。奥に見えるクリークにボールを何個も沈めてきました。
ゴルフ終了後は大樹町に移動。ここから二泊はこの町のHOTEL TAIKIに宿泊です。

翌5月4日はヌビナイ川に行きました。堰堤下からカムイコタンキャンプ場まで。舟はあらかじめ宅急便で送っておいたダッキー(インフレータブルカヌー)です。まずはスタート地点で舟を用意。レンタカーでゴールに戻って着替え、タクシーで再びスタート地点へという方法。
ゴール地点では地元カヤッカーがたくさんおられ、この日は歴舟川を下るとのことでいろいろ情報交換。






ヌビナイ川には水位観測所は無いようですが、この日はかなりの増水だったようです。以前も来たへたっぴカヤッカーさんによると癒し系の川とのことでしたが、なんのなんの。相当なホワイトウオーターでした。この水位ならクリークボート出来ても楽しめるし、プレイボートでも途中に遊べるウェーブホールがたくさんあって面白いと思います。

  
スタートの堰堤下にて
スタート付近、かなりの増水だが、水はとても澄んでいました
結構な瀬があちこちにあり楽しい
この楽しそうな顔!
ヌビナイ川は終盤で中の川、歴舟川と合流して歴舟川となりゴールです。始まりはクリークですが、ゴール付近では大河の様相になってきます。この日のゴールより下流も海まで下れるらしいです。
特にトラブルもなく、昼過ぎにはゴール。ただ、二人とも船底布が破れたり穴が空いたりしたので金物屋さんでダクト補修テープを買って修理しました。夜は大樹町の中華屋さんにはいり、餃子と八宝菜でビールをいただきました。
 その②に続く・・・。

動画はこちらでご覧ください

2015年5月10日日曜日

群馬ハイテンションツアー









4月26日はClass5群馬ハイテンションツアーに行ってきました。
この日は知っている人は知っている利根川水系の某川某セクションで雪解け増水のクリークを堪能できました。
まずは某道の駅に集合。周囲は桜が満開、天気も良くこれだけで充分満足出来てしまうくらいです。


この日のメンバーは4名。いつものどうこさん、地元群馬の雄Sさん、そして関西から転勤してきた初参加のOさん。Oさんはなんとあの神戸の突撃隊長M氏の直弟子とのこと。いやぁ、期待の新星現るですね。
さっそくClass5ハイエースに乗って上流へ。まずは別の支流を見学。道から見ると水が少なそうに見えたそのクリークも、近づくと爆裂状態。ちょっとやばめかな?まずは午前に軽めの方で漕いで、午後からこちらに来ましょうとの予定で、この日の「軽めの」クリークへ移動。途中何故か某有名カヤッカーと遭遇。
スタートはかなりの断崖を降りて川にたどり着きました。漕ぎ出すと、どこが軽め?距離は1.5kmほどしかないらしいですが、充分です。大きな滝や、派手な瀬はほとんど無いのですが、一つ一つの瀬が複雑で落差もあります。何度もメイクドラマありでした。

某川スタート付近。まだ残雪がかなりありましたが、天気良く気持ちの良い一日でした。

Yararenger師匠とともにフリースタイル日本代表に選ばれたK森さんもご一緒でした。さすがにウマイ!

パワフルなクリークを難なくかわして行くYararenger師匠
さすがM突撃隊長の直弟子、切り込み隊長Oさん
いつもながら鋭いパドリングを見せるどうこさん

さすが地元群馬、最後はスプレーが外れても脱しませんでした。すごい。
某川ゴール付近
いや、すごかった。ほんの短い区間でしたが、もうお腹いっぱい。とくに最後にどでかい波のあるCss4の核心部が待ち構えていましたが、気力体力もぎりぎりでした。残念なことにすでにヘルメットカメラの電池も切れてしまい、核心部の映像がありません。トホホ。

もちろん、はじめ見たもう一つのクリークに行くほどの余力はありませんでした・・・。

動画はこちらでご覧ください