2012年6月10日日曜日

へたっぴさん復活!Class5吾妻峡ツアー


6月5日はClass5吾妻峡ツアーに行ってきました。
吾妻峡は吾妻川の上流部に有り、例の八ツ場ダムの予定区域にあります。この日のメンバーは半年ぶりに一緒に漕ぐことになったへたっぴカヤッカーさんと私の二人、ガイドはもちろんClass5主催のYararengerさんです。

半年ぶりのへたっぴカヤッカーさん、初めは少し緊張気味

まずはスタート地点へ移動。へたっぴさんは今回より下流川の区間を下った事がありますが、私は吾妻川は全くの初めてです。二人ともすこし緊張しながら川へ降りて行くと、出だしは桂川猿橋付近に似た雰囲気でした。しかし作りかけの大きなコンクリート塊などが所々にあり不思議な景色です。次第に川幅は狭くなり、傾斜も強くなって難度が上がって行きます。やや難しめの瀬を超えた後、何と言うほどのことはない瀬で沈、そのまま岩に引っかかって何年かぶりで泳いでしまいました。もちろん師匠の素早いレスキューで何事もなくツアー再開。対照的にへたっぴさんは好調です。ブランクを感じさせず安定して漕いでいました。

巨大なコンクリート構造物がありますが、ダム本体ではないようです

その後川は深いゴルジュへと入って行きます。迫力ある高い断崖に囲まれ、左右に曲がりくねりながら急流が続きます。やがて川幅は2mを切りました。しかもそこでは流れがあまりありません。よほど水深が深いのでしょうか?危険という感じの所はありませんが、先が見えにくいので緊張はしました。それでもこの渓谷の深さ、迫力、存在感はすばらしく、一度は見ておく価値があると思います。

美しい峡谷の中を進みます
一番狭いところは幅2mもありませんでした。

ブランクを感じさせない安定したへたっぴカヤッカーさんの漕ぎ
核心部を行くYararenger師匠、カッコイイ!
そしていよいよ核心部に到着。見るからにやばそう、あちこちで渦巻いています。それでも師匠は難なく通過。我々はさすがに遠慮して、右のチキンコースでしのぎました。その後は次第に周囲が開け、ようやく緊張もほぐれてきました。ゴールに着いてから道に出るまでの藪漕ぎは少しかかりましたが、まあこのすばらしい渓谷が漕げた代償としてはごく安い物です。ここがダムで沈んでしまうのはホントに勿体ないですね。これだけの渓谷は滅多にないので、充分観光資源になると思いました。ダム建設以外で地元を元気にする方法はいろいろあると思いますがどうでしょうか。それにしても久しぶりに相棒と一緒に漕ぐと楽しいね。

半年ぶりに一緒に漕いだ二人、大満足の一日でした
動画はこちらでご覧ください

4 件のコメント:

  1. 凄い渓谷ですね!
    まだまだ行けそうもない川相ですが、動画を見てると自分が下ってる様で迫力満点です。
    いつも楽しみに拝見させて貰ってます。

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  2. ナスミンさん、コメントありがとうございます。そう言っていただけると、その気になってまたアップする気力が沸いてきます!でも、ホントに良いところでしたよ。あんな深く美しい渓谷は他にないですね。瀬もそんなに難しいと言うわけではないと思います。ただ、やっぱりここを知っているガイドは必要でしょうね。仲間内でワイワイという感じは難しそうです。

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  3. 動画リアリティーがあって画質もよくさすがですね。
    それにしても沈脱場面面白い、目線がいいよね。
    ますます世界へ向けて日本の川動画を発信してください。
    ZURA FILMに負けるな!柿の種ムービー!

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  4. へたっぴさん、復活おめでとうございました。沈脱は決して狙ったわけではありませんよ、ホント。カメラはあと少し上を向いていた方が良かったなと反省しています。次回作にご期待ください。

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