2014年9月30日火曜日

自転車仙人北へ~その③~北茨城から楢葉町へ

9月23日は北茨城から福島県楢葉町まで自転車旅してきました。
地図

五浦美術館にて
出発は北茨城の天心記念五浦美術館。午前十時に出発し、すぐに国道六号に出ます。すると程なく平潟トンネル。ここを過ぎるともう福島県に突入です。ただし、いわき市は大きい!この日の半分くらいはいわき市の中で過ごしたのではないでしょうか。まずはどんどん国道6号を北上。途中から海の方に曲がってアクアマリンふくしまで一休み。

アクアマリン付近は道が広くて自転車も走りやすく、集団のロードレーサーにもすれ違いました。その後は塩屋崎灯台を目指しました。塩屋崎が近づいてくるにつれ、津波で流された家の土台だけが多く見られるようになりました。建っている家も新しいものだけで、この辺りは相当多く流されてしまったようです。っちょうど昼頃に塩屋崎灯台に到着。ここは結婚して初めての夏休み(日航ジャンボが御巣鷹山に墜落した翌日だったかな)に来た思い出の場所です。当時と変わらす美空ひばりの歌が流れていましたが、観光客はかなり少なくなった印象です。近くに昼食を取れるところがなく、かなりうろうろしました。
塩屋崎灯台にて線量計測中
昼食後は海岸脇を通る県道382号線で四ツ倉を目指しました。平坦で信号も少なく、とても走りやすい道でした。ただし、海岸側は延々と工事中。堤防を作り直している様です。でもこの辺は津波の被害は多くはなかった様子です。ちょっとした地形の違いでかなり被害に差があるようですね。

県道382号、新舞子浜付近。右側が海岸線で、ずっと工事をしていました。
その後は道の駅四ツ倉で一休み。その後は国道6号を北上して行くのですが、だんだんと交通量が減ってきます。そしていよいよJビレッジのある広野町に突入。右手には火力発電所の煙突が見えてきました。この頃にはだいぶ疲れてきてあまりスピードが出なくなっていましたが、ようやくJビレッジと隣接する二つ沼公園の生け垣が見えてきました。

道路右がJビレッジに隣接する二つ沼公園の生け垣
はじめはJビレッジをゴールに使用と持っていたのですが、残念ながら立ち入り禁止。このため少し先の楢葉町にある道の駅「ならは」まで行くことにしました。その途中、「これより11Km先は自転車歩行者は通行禁止」の表示あり。もちろんまだ放射線量が高いためです。
最後はヨタヨタしながらも、午後3時にゴール。しかし道の駅は休業中で、双葉警察署の臨時庁舎となっていました。
ゴールの道の駅「ならは」にて。しかし今は双葉警察の臨時庁舎です。

途中、所々で放射線線量を測りましたが、大体0.2μSv/hr前後で健康に大きな影響はないと思われる値でした。ここで放射線の影響が少ないと強調したのは、決して原発事故はたいしたことないと言いたいためではありません。福島に多くの人が訪れてほしいからです。原発事故はきわめて重大だと思っています。財産権、居住権、幸福を追求する権利など基本的人権が奪われた一大事です。これは国が直接権利回復に働くべきです。今は東電に賠償させ、それを国が援助している状態です。まるで放火犯に消防車を与えて火を消させているようなものでは無いでしょうか。東電は即刻解体し、正義の味方たる廃炉機構を作ること、福島被災民の権利回復を直接国が行うこと。これだけは是非やってほしい。いや、遊びのブログなのについ筆が滑りました。ご容赦ください。

動画はこちらでご覧ください

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