1月はなんだかんだで漕ぐ機会が全くなく、1ヶ月もカヤック出来なかったのは何年ぶりでしょうか。
なんとか都合のついた2月はじめの日曜日にClass5のツアーに行ってきました。
ただ、ツアーと言ってもこの日の参加者は私一人。Yararenger師匠とマンツーマンという贅沢な一日でした。
さてこの日は快晴、始めから終わりまで雲一つ無い好天でした。但し寒かった!集合場所の「道の駅たばやま」に着いた時は気温ー2℃。渓谷内はもっと低かったと思いますが、風がつよく体感温度はー10℃でした。まずは牛金淵のスタート地点へ移動しますが、道の駅より奥は路面にもかなり雪が残っていました。川へはスノーカヤックでエントリ。水量はこの時期としてはやや多めくらいでしょうか。
スタートにて。快晴の下、雪と氷の世界に入って行きます |
しばらく行くともう牛金淵です。いつもながらなかなかの迫力。ドロップ周囲はつららが並んでお出迎えです。その先の峡谷も両側につららがあり、荘厳な雰囲気を醸し出していました。
さらに進むと静寂とモノトーンの世界が待ってました。誰もいない雪と氷の峡谷を、ただ瀬音を聞きながら、雪をかぶった岩と氷を越えて行きます。とてつもなくばかばかしく、かつ高貴な時間です。
この日の牛金淵ドロップ。雪とつららに囲まれていました。 |
牛金淵峡谷もつららがいっぱい。 |
静寂が支配するモノトーンの世界を黙々と進みます |
核心部1段目を行くYararenger師匠。私は左の岩に擦ってしまいました。 |
気温はもちろん氷点下、パドルやPFDについた水がみるみる凍り付いて行きます。それでも身体は寒くない、むしろ暑くなって行きました。そしてたどり着いた核心部。今回初めて1段目に挑戦しました。すこし左に寄りすぎで岩に擦りましたがなんとかクリア。2段目は行けそうでしたが、3段目は左右とも無理。特に左は元々狭かったのが岩が動いてさらに狭くなり、そこに氷柱も出来て通過できません。右は岩が多く、ログも入ってやはり通過できず。ここはポーテージとなりました。
その後も瀬の形は以前と少しずつ変わっており、上手く越えられたところもあれば、後ろ向きになったり沈したところもありました。そして楽しい時間はあっという間に過ぎ、1時前にはゴール。
Yararenger師匠のバイザーに着いているのは、水滴ではなくつららです |
やっと脱いだPFDもみtるみる凍ってゆきました |
漕いでいる間はあまり寒さを感じなかったのですが、岸に上がってから着替えるまではとても寒かったですね。PFDを脱ごうとしても凍っていてベルトがなかなか緩められないのです。
さて、この丹波川はくるたびに少しずつ瀬の形が変わっています。以前は何ともなかったところが危険になっていたり、行けなかったところが行けるようになっていたり。少なくとも私程度の眼力ではその見極めは非常に難しいと思われました。この区間を行く方は、確かな目を持ったプロに同行してもらうのが安全かと考えます。
動画はこちらでご覧ください
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