2012年12月31日月曜日

カヤックライフ2012


今年も多くの方に導かれ、充実したカヤックライフを過ごすことができました。この場を借りてお世話になった皆様に御礼申し上げます。
さて、この1年で川に出られたのはのべ29日でした。近くでは鬼怒川、遠くは生保内と吉野川。楽しい思い出が日本中にいっぱいできた一年でした。
その中で、あえてベスト5を選ぶとすると、この5つかな。
ベスト5:鬼怒川温泉
 もう4年くらい前になるでしょうか、まだClass5を立ち上げる前のYararenger師匠にへたっぴカヤッカーさんと一緒に連れて行ってもたっらことがあります。そのとき私の船は07スターでしたが、楽しく下れました。今度行ったらもっとうまくゆけると思っていたのですが、スナイパーに乗って挑戦したこの2回目は、さんざんでした。それでも楽しかった!次から次におもしろい瀬が現れます。今度はきれいにクリアしてやるぞと思わせるすばらしいコースでした。それに今度はスタートの大滝も飛んでみたいなぁ。
温泉峡大滝下2つめの瀬を行く

ベスト4:丹波川牛金淵
 ここはこの12月に初めて行ったばかりなので、印象が強いです。牛金淵とそのすぐ下流の回廊は一見の価値ある神秘的かつ荘厳な景色です。カヤック的にもかなりの技術レベルと判断力が求められます。
牛金淵をクリアし、どや顔のへたっぴカヤッカーさん

ベスト3:生保内ウェーブ
 今年初めてゆきました。しかも、同じスポットに張り付いて2日漕いだのも私にとっては初めてでした。それでも漕ぎ足りない、もっとずっと漕いでいたいと思わせる楽し~い所でした。来年はなんとかブラントを決めたいですね。
とにかくいつまでも乗っていたいフレンドリーなウェーブでした

ベスト2:吾妻川
 今年3回行きました。上流側の吾妻峡もよかったですが、下流側のコースもとても面白かったです。V字滝はもちろんですが、その他の瀬も難しく、かつ楽しく攻め甲斐があります。水位が高くても低くても楽しめます。家から2時間半くらいですから、長瀞と大差ない時間でゆけるのも魅力ですね。
V字滝、イメージトレ-ニング通りに攻略成功

ベスト1:只見川
 これは川の瀬自体も面白かったのですが、自分たちで新たな川を開拓する楽しみが最高の思い出をくれました。去年から下見をして、チャンスを待っていまし。おじさん4人組で計画らか前日のスカウティング、そして実行とすべてうまく行きました。来年もまた新たな川を開拓したいなぁ。大津岐川か、鱒沢渓谷はどうかなと狙っています。
ゴールして満足しきったおじさん4人組



さて、今年もカヤック模型を作り、去年からの累計が15艇になりました。作っているうちに少しずつ学習して、完成度は上がってきました。特に最後に作った2艇、2010年型FUNとDiesel65は自分でいうのもなんですが、なかなかの出来に仕上がりました。私が作るかぎり、これ以上には出来ないでしょう。
上から Jefe chico、 Diesel65、2010FUN
Diesel65,私が作る限りこれ以上のものは無理です
カヤック模型も来るところまできたので、来年は自分が持っているカヤックを作ることと、自動車の模型を同じやり方で作ってみようかと思っています。プラモデルやミニカーは人気のあるスポーツカーが中心に生産されています。かつて自分が乗っていた車は作られていないものがおおく、探しても見当たりません。カヤックでこのくらい作れるのなら、自動車もできるかな・・なんて思っています。

さて、来年のカヤックライフはどうなるでしょうか。まだ行ったことのない川や、海外にも行きたいですね。それにカヤックだけでなく、出来ればSUPをやってみたいと思っています。夢だけはどんどん広がってゆくなぁ~。

2012年12月30日日曜日

サンタに誘われ牛金淵へ~その2~

さて、丹波川牛金淵の動画がようやく完成しましたのでご覧ください。
PCが突然固まったり切れたりするので苦労しました。Dellのサポートに何度も電話し、親切に教えていただいてだいぶ症状は軽くなりました。でもまだ時々シャットダウンしてしまいます。4年近く使ったので、そろそろ買い換えかなと思っています。対応がよかったので、次もDellかな。



明日のツアーの予習にどうぞ。

動画はこちらでご覧ください

2012年12月25日火曜日

サンタに誘われ牛金淵へ


1223日はClass5丹波川ツアーに行ってきました。
午前九時半に道の駅丹波川についてみると、寒い中サンタのおじさんが車を誘導してくれていました。食堂横にはサンタの人形がいっぱい。これだけでなんだか得した気分です。気温は0℃、寒いけれど風がなくてなんとか耐えられます。天気はまずまず。
寒い中サンタさんがお出迎え
道の駅丹波川には手作りサンタさんもいっぱい

メンバーはへたっぴカヤッカーさんと私の二人。ガイドはいつものYararenger師匠ですが、さぶちゃん師範代もサポートしてくれます。客二人にサポート二人とは、なんと豪華なツアーでしょうか。
さてさっそくゴールに移動して着替え。この日のコースは牛金淵からミドルコースまで。準備を整え4人でスタート地点に上ってゆきます。もちろんフルフェイスヘルメットにエルボーガードのフル装備。
スタート地点にて、ちょっと自信なさげのヘタッピカヤッカーさん

エントリは簡単でした。漕ぎだして小さな瀬をいくつか超えるとすぐ牛金淵です。5m度の川幅の中に落差が1m程度のドロップが続き、中程度の岩があちこちに配置されてジグザグになっています。そして最後のメインドロップはさらに狭くなっていて、その先はは見えません。まずは師匠がお手本。メインドロップを通過すると人もカヤックも見えなくなりますが、サブちゃん師範代が上流側でサポート待機してくれていたので、安心して挑戦できました。さて私の番。前半のホールを避けようと右に寄りすぎたら、ごく小さなエディーにバウがとられ後ろ向きになってしまいました。それでもなんとか立て直し、師匠のとったルートをトレースしてメインドロップに吸い込まれてゆきました。見た瞬間、予想より高い!2mくらいでしょうか、流れがすべて右側に集まって落ち込んでいます。スピードを殺さずバウを下がらないようにしてブーフ(したつもり)!なんとか無事越えられました。ついでへたっぴカヤッカーさん。最後のドロップしか見えませんでしたが、見事なブーフが決まりました。
牛金淵、上流側からみたとことろ
牛金淵を攻めるYararenger師匠
牛金淵最後のドロップを見事なブーフで切り抜けるヘタッピカヤッカーさん

牛金淵下のゴルジュ、信玄が掘らせたといわれれば信じる光景です

このメインドロップを超えると見事なゴルジュが現れました。幅2m以下でしょうか。人工的にくりぬいたかとも思いたくなるような不思議な造形です。いや、これは牛金淵を超えてこないと絶対見られないすばらしい景色です
核心部を行くさぶちゃん師範代

その後いくつかドロップを超えると以前も下ったことのあるミドルコースです。しかし核心部は岩が入ってさらに危険になり、メンバーは前半をポーテージ。それでもおもしろかった~!
その後もいくつも楽しい瀬が現れ、かなり疲れてきたところで最後の滝が現れます。ここにも岩が入ってすこし難しくなったようです。思い切って右岸エディを狙い、なんとか成功。エディからの脱出も何とかうまく行きました。
ミドルコース最後の一文字滝を行く私、必死の形相でブーフ!

二人とも体力を使い果たす少し前にゴール。楽しかったぁ~。だれも怪我もせず、一度の沈もなく戻ってこれました。道の駅丹波川で遅めの昼食をいただき、温まってから帰途につきました。
なお、現在自宅のPCが壊れて動画編集できません、トホホ。動画はまたの機会にみてくださいね。

2012年12月8日土曜日

吾妻川ふたたび


 122日はまたClass吾妻川ツアーに行ってきました。もちろん前回パスしたV字滝を攻めるためです。この3週間、何度も動画を見てイメージトレーニングしてきました。絶対やるぞという意気込みで臨みました。
 現地に着くと気温は2℃でしたが、晴天で風もなく寒さはあまり感じませんでした。
この日のメンバーはライブー&オレブーさん、100さんご夫妻、mickyさんmuru_tiさんと私の7名。ガイドはYararenger師匠と、イマイ師範代です。川に出るとかなり水位は低めでした。水が透明でないので正確には分かりませんが、前回より30cm程度は低そうです。このためYararenger師匠からは沈厳禁指令が出ました。
スタート地点にて。どんなツアーが始まるか、みんなワクワクの表情です
3段の瀬をゆくmickyさん。ZEN55がぴったりでした。お買い上げかな?
同じく三段の瀬をゆくオレブーさん、安定していましたね


早速漕ぎ進んで初めの3段の瀬。やはり前回よりは迫力がなく、右岸側は浅くて通りにくそうです。左岸よりを通って左のエディをキャッチ。しかしそこから出るときにホールに捕まってしましました。バックエンダーになりましたが、なんとか沈せず脱出。そして次はもうV字滝です。ここも前回より迫力なく、見たとたんに行くぞと言う決意をさらに固めました。でもYararenger師匠の解説で散々おどかされ、ちょっと不安がよぎりましたがやはり決行!船底を思いいっきり左の岩壁に押しつけてバウを上げるつもりで突っ込みました。これが予想以上に上手く行き、ふわっとスターンから着水。その後右岸の岩まで押されましたが、難なく脱出。いやぁ、気持ちよかった。最高の気分でした、カヤックやってきて良かったという感じです。

V字滝突入時の私。この時は無心です。

着水の瞬間。フワッとした感じで、気持ちよあったぁ~!



次の瀬はDouble-canalです(勝手に命名)。しかし水量が少ないため、右側のZ-canalは通れそうもありません。いや、Yararenger師匠に言わせると、ピンポイントで行けるそうですがちょっとムリメな感じ。檜枝岐のかつてのイナズマドロップの水量多いときよりやばそうな雰囲気でした。ということで、スタートは真ん中、途中から左Sstraight-canalを通るコース。見た目は真ん中から左に移るところが激しそうなのですが、実は左のSstraight-canalが厳しかった。ここで左右に振られました。他のメンバーも沈続出、でも面白かった。みんなcanalからでてきた時は笑っていました。



double-canal右のZ-canalは水位が低いほうが難しそうでした

double-canal中央から左のstraight-canalに突入するライブーさん

グランドキャニオンをゆく100さん



そのあとはグランドキャニオン。今回も右岸側を行きましたが、私は何故か左への飛び出しが弱く、ドロップ下の岩に当たりそうになって沈!トホホです。その後の瀬もホールはけっこう厳しく、水位が低いと注意すべきポイントもだいぶ変わってくるのだと言うことを実感しました。2時を過ぎて体感気温が下がり、腹が減ってきた頃にゴール。いや楽しかったです。同行の皆さんも大満足でした。今度はもう少し水量の多いときに挑戦して見るかな。

動画はこちらでご覧下さい


2012年11月27日火曜日

紅葉の御岳


1125日はへたっぴカヤッカーさんと二人で御岳に行ってきました。
午前十時前に放水口駐車場に着くともう満杯!まったく止めるスペースもなく、進入路も両側駐車ですれ違い出来ません。ほとんどが紅葉狩りの観光客の様でした。たしかに、このあたりは紅葉真っ盛り、それに快晴です。仕方なくそそくさと車内で着替え、カヤックとへたっぴさんを下ろしてテニスコートへ向かいました。こちらはガラガラでした。自転車で放水口に戻り、ようやく出発。カヤッカーも多くはないがそこそこいました。

放水口も見事な紅葉、多くの人が写真を撮っていました


この日のテーマは、パドリングとロール。これまで散々手こぎ(腕を引いてパドルを漕ぐ)を直すよう指導されていましたが、なかなか直りませんでした。この日は、絶対肘を曲げない、腕を引かないで、体幹を捻ってパドリングすることを目指します。そしてもう一つ。今年になり5回も沈脱してしまったので、もう一度ロールをみなおしブラッシュアップを目指します。たしかに、このところブレードの浮力に頼ったロールになっていて、ヒップスナップが弱くなっていた気もします。この日のために毎日の柔軟体操も念入りにしてきました。
さて漕ぎ出そうとシールズのスプレーをはめたとき、外枠のゴムに亀裂が入ってしまいました。まあ小さな亀裂なのであまり気にはしていませんでした。ところが、ウォームアップが終わって水を飲もうとスプレーを引っ張ると、亀裂の部分からベリッと音がして裂けてしまいました、トホホです。べつにシールズに悪意を持っているわけではありませんが、つい先日はシールズ1.4プロラウンドのゴムに同じような亀裂が入って廃棄したばかり。これでは人には勧められませんね。このシールズ1.2もスターにしか使っていないので、せいぜい年に34回程度の使用。まあ、4年経っているから仕方ないかな。でもツーリング中でなくて良かった。へたっぴさんが予備に持っていたピラニアのスプレーを借りてようやく出発できました。

破れたシールズ1.2、ツーリング中でなくて良かった!いつもスプレーの予備も持っていた方が良いですね。

この日の水位はかなり低く、調布橋-2.572.61。特にコース後半はこれまで初めてと言うくらい少なく、底を擦ることも多かったです。しかし景色は最高、どこも紅葉は見事でした。ギャラリーも多くて楽しめました。



どこで写真を撮っても見事な景色でした

さて、課題のパドリングとロールですが、まあ進歩はあったと思います。ただ体幹で漕ぐと今までより船の進みがよく、エディーキャッチの時に上流側に寄りすぎてしまいました。もう少し慣れれば実践で違いが出るかも知れません。待ってろよ、S字滝!
2時には帰途につきましたが、高速の渋滞で家に着いたのは6時になっていました。



2012年11月13日火曜日

Class5吾妻川ツアー


1111日はClass5の吾妻川ツアーに行ってきました。
吾妻川は今年吾妻峡を漕ぎましたが、今回はそれより下流の区間です。
メンバーは湯けむりさん、府中人さん、へたっぴカヤッカーさんと私の4名。そしてガイドはいつものYararenger師匠と、今回はさらにI師範代が一緒です。

スタート地点は開けた感じ、紅葉と碧い川の色の調和が素敵でした

初めの3段重ね、3つめをゆく府中人さん
この日の天気は曇っていてどんよりしており、午後からは雨の予報。現地に着いたときは気温はなんと6℃でした。立って話しているのも寒いくらい。急ぎゴール地点に行って着替え。ドライスーツをはじめ完全冬装備です。しかし河原に出ると紅葉・黄葉が美しく、すぐに寒さは忘れました。初めは川幅が広く水量が多い那珂川中流域にも似た雰囲気ですが、すぐに難しい瀬が出てきます。大きなホールの三段重ね!ここでまずは一通り沈。そして次はもう核心部、壁落ちV字滝(勝手に命名)です。以前動画で見たよりかなり水量があるようで、ど迫力。左岸の壁面に沿ってロックスライドの要領で行かないと、右岸のアンダーカットにあっという間にもって行かれるようです。さすがにびびっておじさん3人はパス。まずはYararenger師匠が模範、すばらしい。それでもチョット危なそうだった。次いでI師範代。綺麗に決まりました、さすが~。
Yararenger師匠の模範演技

師範代の壁落ちV字滝、美しかった!

湯けむり氏の壁落ちV字滝攻略。見ている方も緊張しました。

そしてなんとゆけむり氏が長~い逡巡(30分くらい?)の末、決行!これが綺麗にきまってすさまじい雄叫びが谷にこだましました。

これが噂のナイアガラ、左はとても行けません

ナイアガラ右を行くへたっぴカヤッカーさん


同じくナイアガラ右を行く私
その後難しいS字スライド、そしてナイアガラを経てゴールへ。途中の紅葉もすばらしかったですが、ゴールから見る景色もまた格別でした。瀬も楽しく、景色も最高でした。次回は壁落ちV字滝、挑戦してみるかな。

ゴールからの景色は雄大、ぜひ後世に残したいところです



動画はこちらからご覧ください

2012年11月1日木曜日

檜枝岐川ミドルコース


1028日は檜枝川ミドルコースへ行ってきました。
前夜は檜枝岐の民宿吉田荘に泊まり、午前930分には漕ぎ出しです。紅葉はまだちらほら程度でしたが、天気は快晴!水面に浮かぶ落ち葉が美しく、より水の綺麗さが際立って見えました。気温もちょうど良く気持ちよく一日をごせました。
この日のメンバーは、初檜枝岐のライブー・オレブーさん、MMさん(済みません、勝手に命名)、多摩川ランナーさん。そして檜枝岐はベテランの府中人さん、ほりほりさんとトロ5さん、幹事の労をとっていただいたWoodsmashiさん、それにへたっぴカヤッカーさんと私、合計12名での大部隊です。
今年のS字ねじり滝、素直な流れになりました。いけそうでしょ?
2年前のS字滝。今では2段目の上下の岩がなくなり、2-3段目に分かれた事がわかります

いつものように屏風岩からスタート。S字ねじり滝を見てみると一昨年までとはだいぶ感じが変わっていました。そして去年ともすこし変わっています。まずは1段目がの高さが低くなりました。これは下が土砂で埋まったためでしょう。そして一段目の本流は右岸側から左岸側へ斜めに流れながら落ちていたのですが、いいまは滝上で方向を変えて、まっすぐストレートに落ちているようです。そおして2段目だったところが、2段目と3段目に分かれてしまっていました。以前の2段目の下で流れが当たっていた岩はなくなっていました。全体に素直な流れになっていて、いけそうな気がします。師匠の判断も聞いてみたいですが、今度機会があったら挑戦してみたいです。
でも、この翌週にふっちーさんがこのS字ねじり滝に挑戦されたようなので、その動画をみてから考えたいですね。
落ち葉が水の綺麗さを際立たせてくれました

この日のベストライド、府中人さんの蛙跳び。ホントに飛んでます!

 さて、この日のミドルコースも去年ともまた少し変わっていました。初めの2つほどの瀬は落差が大きくなり、やや難しくなった印象です。蛙跳びの瀬は去年はかなり落差が減っていましたが、今は少し戻った気がします。その後の直角の瀬は岩の配置が変わって少し難しくなっていました。その先、長いストレートの瀬は3つくらいの瀬に分かれていました。そして問題のイナズマドロップですが、去年はまったく跡形もなかったのですが、今回は少し面白いドロップになっていました。かつての迫力は全くありませんが、コース取りとブーフを繰り返し練習できる、楽しいスポットになっていました。来年以降どう変わるかが期待できますね。
直角の瀬手前、紅葉はチラホラでしたが、すばらしい景色、青空、そして仲間と言うことなし
元イナズマの瀬でブーフ!へたっぴカヤッカーさん
元イナズマの瀬、下流側から


幹事のお二人の気遣いもあり、初檜枝岐の皆さんも充分楽しんでいただけた様です。2時頃にはゴールし、帰宅の途につきました。

動画はこちらからご覧ください

2012年10月14日日曜日

只見川上流部



スタートにて。左からへタッピカヤッカーさん、わたし、元やんさん、府中人さん

連休最終日、108日は只見川上流部に行ってきました。
只見川は尾瀬沼に発し、銀山湖(奥只見湖)に注いだ後、只見ダム、田子倉ダムなどを経て阿賀川となり、やがて日本海に流れ込んでいます。銀山湖より下流ではカヤックツアー川船遊びも行われている様です。しかし上流側では、昔ここを下ったことがあるというかえるアドベンチャー斉藤社長の話を聞いたことがあるだけであまりカヤッカーは訪れていないようでした。ネット上でも調べる限り、ここを下った記録は見当たりません。実は昨年6月に檜枝岐に来た時にこの川を下見し、その美しい渓相に魅せられぜひ下ってみたいと思っていました。しかしその直後に7月末の福島豪雨でこの地域は甚大な被害を受けました。その後しばらくここを通る国道352号線が通行止めになっていたので、当分挑戦するのは無理かと考えていました。それにこの川は渓流釣りのメッカであり、4月から9月末までは釣り人が多くて下るのは無理そうです。そして雪の多い地域なので、毎年11月中旬から5月末までは国道が通行止めになるのです。そのため、下るのなら10月から11月上旬しかないのです。幸い、檜枝岐から銀山湖までの国道は今年61日から通れる様になりました。そこでこの機会に下ってみようと、おじさん4人が集まったのです。
 今回のコースは前日の下見の結果から、福島新潟県境の金泉橋上流のお食事喫茶山ん中を出発点に、銀山湖の流入部、滝ノ沢の駐車場までの約5Kmとしました。金泉橋は昨年の水害で流されてしまい、今は仮設の橋になっていました。
スタート地点に車を置かせていただいたお店「山ん中」。前日に食べたきのこピラフもおいしかったですよ。
福島新潟県境の金泉橋は昨年の水害で流され、いまは仮設となっていました。周りも荒涼とした風景。
          
830分に檜枝岐の民宿を出て、スタート地点に着いたのが9時を少し過ぎた頃。山ん中さんにお願いして車を止めさせていただき、10時に漕ぎ出しました。
水害の影響は上流部ほど大きく残っている様に見え、特にスタート付近は荒涼たる風景でした。連休にもかかわらず復旧工事が行われており、重機がうなっている横を通って行きました。しかし進むにつれて次第に美しい渓相を取り戻してきました。岩とドロップが多く、私好み。しかも瀬が多彩で飽きません。ただ道から下見したよりも見通しが悪く、瀬のほとんどは船を下りてスカウティングする必要がありました。岸にはたくさんの流木や漂流物が見られましたが、幸い本流にはなくこの日は通れない瀬はありませんでした。水量によってはこれらが流れ出して行く手を阻むこともあるでしょうから、慎重なスカウティングはぜひ必要です。
出だしは荒涼としていましたが、漕ぎ進むとすばらしい瀬が次々と現れて飽きません

あまり楽しいので笑いながら漕ぎすすみます
横顔も楽しそう
楽しいけれどもどの瀬も油断できません
            
ゴール近くの川相はこんな感じ。しかしこの先にも厳しい瀬が待っていました。

この日の水量では瀬は3級までで、難しくかつ楽しいが危険と言うことはありませんでした。とくに核心部らしきところは3カ所ほど、それぞれ特徴あり楽しかったです。昨年6月に見たときは銀山湖の湖底だったゴール付近も、今回は核心部の一つになっていました。水量よって全く表情を変えますね。工事のために水質は最高とは言えませんでしたが、快晴にも恵まれすばらしい一日を過ごせました。トラブルや沈脱もなく午後2時に無事ゴール。山ん中でケーキとコーヒーをいただいてから家路につきました。

向こうに見える鉄桟橋がゴールの目印です。6月に見たときは、階段は半分以上湖面に沈んでいました。

 動画はこちらでご覧ください