2014年4月15日火曜日

鬼怒川ダウンリバー

4月13日は鬼怒川(高徳~佐貫)に行ってきました。
メンバーはWoodsさん、mashiさん、へたっぴカヤッカーさんと私の4名です。みんなこのコースに来るのは数年ぶりですかね。以前はかえるアドベンチャーさんで何度も連れてきてもらったなぁ。天気も良く水位もまあまあ(0.45-0.47)で、気持ちの良い一日を過ごせました。
まずは佐貫の観音様にお参りし、今日の無事を祈ります。周りの桜はちょうど満開!日頃の行いがよほど良い人がいるらしいですね。

佐貫石仏の前に咲く満開の桜

その後スタートの鬼怒川カントリークラブ入り口へ移動。幸い釣り人もおらず、スムースに出発。
その後のコースはよく覚えていませんでしたが、来てみるとそうだったなと思い出す感じでした。決して激しくもなく危険も少ないですが、なかなかバラエティーがあって面白いですね。特に篭岩の瀬は面白いし、ウェーブもスピード感があって楽しかったです。以前篭岩のやなには建物があったと思いますが、もう取り壊されて土台しかありませんでした。それにやな跡には釣り人が数人いて、かつての篭岩ウェーブには近づけませんでした。

スタートの堰堤、水は多くはなかったが、快適に下れる程度はありました
篭岩の瀬を安定した姿勢で抜けるmashiさん

復帰後次第に調子を戻してきたへたっぴカヤッカーさん

最後のひとパドルが抜けてしまったが、なんとかブーフできた私

篭岩の瀬ウェーブで華麗にサーフィンを楽しむWoodsさん
後半はすこし釣り人が増えてきましたが、それでも川幅があるので特に問題なし。次第に水量が増えてきて、大きな三角波も味わえました。佐貫やなの瀬も楽しんで、1時半にはゴール。楽しかったぁ。
やなで砂さびを食べたかったのですが、残念ながら営業はゴールデンウィーク以降とのこと。また来てみたいですね。



動画はこちらでご覧ください

2014年4月9日水曜日

Class5野尻川ツアー




4月6日はClass5野尻川ツアーに行ってきました。
この川に行くのは3回目。はじめ行ったのは5月中旬。すでに雪解けは終わっており、のどかな渓流を楽しみました。2回目は雪解けさなかで大増水!厳しい瀬が続いた後、ゴール直前にボスキャラが登場。みるからにやばそうでした。
今回、福島方面は前夜から雪が降り、当日も雪模様。気温は1度前後ととても4月とは思えない気候となってしまいました。朝6時前にへたっぴカヤッカーさんと我が家を出て、途中磐越道ではなかりの降雪ありチェーン規制になっていました。現地には集合の10時前に到着。
早速着替えていつものメンバー5名とYararenger師匠でスタートに移動します。しかしスタート地点手前の道路には両脇に大量の雪があり、一部崩れて道をふさいでいました。これをみんなで片付けてなんとが到着。
スタート前のメンバ-。やる気と緊張が伝わってきます。

 スタートしてみると、前回ほどの増水ではないですが、そこそこ厳しい瀬が続きました。
しかし核心部の、落ち込みの後のビッグウェーブはわりと素直になっていました。いくつかドラマはありましたが、大きなトラブルはなくすんなりゴール前の瀬に到着。ここも前回ほどの迫力はなし、というか前回の迫力が普通じゃなかったですもんね。とはいうものの、へたっぴカヤッカーさんは最後のホールに捕まって脱。私も変なところで沈とイマイチの内容でした。言い訳させてもらうと、最近受けたダウンリバー講習により、パドリングと姿勢をただいま矯正中。まだ調整途上のため、思い通りのボートコントロールができてないんです。今に見てろよ!それにしてもどうこさん、上達しましたね。非常に安定したパドリング、完全に負けてました。
スタート付近にて。小雪が舞ってます
休憩時に見つけた蕗のとう
核心部のウェーブ、素直に抜けられました

ゴール前の瀬を行くどうこさん、見るたびに上達しています


ゴール後に雪はどんどん激しく降りだし、早々に帰路につきました。

ゴールする頃には本格的な降雪となっていました


動画はこちらでご覧ください

2014年3月20日木曜日

千代橋の春

関東に春一番が吹いた日、千代橋に行ってきました。
千代橋(ちよばし)とは、那珂川にかかる千代橋(せんだいばし)近くのカヤックスポットのことです。
かつては関東随一のプレイスポットで、日本のトップパドラーが集っていました。しかしここ数年はメインの千代ホールが姿を消し、カヤッカーを見かけることはほとんど無くなってしまいました。ただ、上段ホールはスピンの練習に最適で、私程度でもグルグルが可能。自信をなくした時はここでやるとうまくなったように感じます。そのほか、水位によってはプチウエーブがいくつか出来てサーフィンも楽しめます。すこし下流、橋の下は流れが無く静水練習も可能。すぐ横に駐車もできるので、ちょっとした練習には非常によい場所だ思います。ただ鮎釣りの季節は釣り師も多くトラブルになることもあるそうなので、時期は選んだ方がよいようです。
この日は薄曇りながら今年一番の暖かさ。梅も八分咲き、川岸には菜の花も一輪咲いていました。水位はー1.48とかなり少なかったですが、上段ホールは充分楽しめました。下段にあったかつての千代ホールのところには、手前の荒れたウェーブが越えられず到達できませんでした。Varunなら行けたかも知れませんが、リエントリーが大変そうなので遊ぶには適さないようです。
上段ホール、上流側から見たところ

下段、画面右にある白いM字の右端あたりがかつての千代ホールらしいです

ただ、今は雪解け時期とはいえ上流でダムに水をためている頃。今後田植えに向かって水を流し、水位が上がればまた違ってくるかもしれません。鮎の解禁までにはまたきてみたいですね。

動画はこちらでご覧ください

2014年3月13日木曜日

30年ぶりのスキー

3月8日は家族サービスで岳温泉「扇や」に泊まってきました。せっかくだからと翌日はちょいとあだたら高原スキー場へ。
私が初めてスキーをしたのは11歳、昭和42年だったと思います。京都の比叡山人工スキー場です。今はもう無いらしいですね。大学の時は岩岳や石内丸山によく行ってましたが、所詮は趣味の域で本格的に習ったことはありませんでした。最後はバブルのはしりでスキーブーム。日曜にもなるとスキー場への道は大渋滞、駐車場に入るのも大変でした。リフトに乗るのに15分以上待つのは普通だったと思います。ゲレンデもヒトだらけで、人同士の接触事故はよくありました。昼食は極限まで薄めたシャビシャビのカレーが1000円以上していて、ぼったくりの横行でしたね。そんな状況だったから、平日に連泊で行ける時以外はとてもスキーをやる気にはならなくなっていました。社会人になってからも、そのイメージが強くてずっとスキーから離れていました。でも最近、カヤック仲間のスキーの様子がネットでアップされているのを見ると楽しそう。それにソチオリンピックのスキークロスを見て、面白そう!ちょっとやってみようかなと言う気になり、30年ぶりにスキー場へ行ってみました。
スキー場は岳温泉から車で10本ほど。朝9時に着いて駐車場へ。とくに混雑もなく駐車料金もタダですんなり近くに駐められました。貸しスキーの手続きに行き、身長170と書くと160cmのスキー板が出てきました。昔持っていたNISHIZAWAブランドの板は210cmくらいだったと思います。常識は時とともにどんどん変わるのですね。ただ靴とビンディングはあまり変わってない印象。貸しスキーの質感は昔より随分よくなった気がします。ついでリフト券を買うと、なんとシニア割引が効いて安かった、なんだかうれしい~っ!そして着替え。ヘルメットはSweet、パンツはRaven、グローブはNRSとカヤック用品で決めてみました。もちろんメットにはGoPROを装着。



30年ぶりのスキー、ストック一本でなんとか降りてきましたがへっぴり腰だな
そしていよいよ30年ぶりのスキー開始。リフト乗り場に行くと、ほとんど待たずに乗れました。もうそれだけで感激です。リフトに乗ってからヘルメットのGoPRO撮影スイッチを入れようとしたところ、なんとストックを1本落としてしまいました、トホホです。なっさけないですね。このためはじめの二本は片方のストックで滑りました。最初は初心者コース。ちゃんと滑れるか結構ドキドキでした。まずはボーゲンからスタート。ちょっと腰が引けてましたが、なんとか曲がれました。その後次第に板を揃えられるようにはなってきました。ちょっと斜度がつよいと腰が引けてきますが、一応降りられました。三本目からはストックも2本そろい、ちょっとリズムが出てきました。思っていたよりは早く感覚が戻ってきたようで、その後中級コースまでは普通に滑れていたと思います。板も短くて扱いやすかったです。昔は左右の板が交差しないように気を遣ったと記憶しますが、そのようなストレスは無かったですね。大体思った方向に向いてくれました。

スキーのウデはともかく、好天に恵まれたすばらしい雪景色だけでも来た甲斐がありました。それにしてもゲレンデは空いている、もったいないなぁ。

この日は昔と違ってゲレンデはとても空いてました。日曜でこの状態では経済的に成り立つのか心配してしまうほどです。もう少し人が来てほしいくらいですね。それから、昔はいなかったスノーボーダーが半分くらいを占めていました。中にはとてもうまい人がいるのですが、私が言うのも何ですがほとんどのボーダーはめちゃ下手でした。ぱっと見てゲレンデで滑っている人は半分以下、ほとんどが尻餅着いたままでした。滑る時もボードを縦に出来てないようです。せっかくスノボに興味を持つ若い人達が、あれでは楽しく無いのではないでしょうか?もっと長い緩斜面を作るとか、タダでコーチするとか、初心者でも楽しめる工夫をしないともっとスキー・スノボ人口が減ってしまうと思いますよ。ソチでのスノボチームの活躍を後につながるようにしたいですね。
午前中いっぱい滑って終了。成駒でソースカツ丼をいただき帰途につきました。
下手なスキーの動画を見ても面白くないでしょうから、45年前の1969年にリリースされたビージーズのきれいなサウンドを聞きながら晴天の雪景色を味わってください。

動画はこちらでご覧ください

2014年1月28日火曜日

へたっぴカヤッカーさん復活記念桂川リバーラン



1月19日はへったっぴカヤッカーさんの復活を祝して桂川に行ってきました。
しばらく体調不良でカヤックを遠ざかっていたへたっぴカヤッカーさんも回復し、川に出られるようになったのでみんなで一緒に漕ぐ事になりました。メンバーはいろいろいきさつはありましたが、なんと14名(たぶん)の大部隊!

この日の桂川、清流センターの橋から

スタート前にイキナリ私が大失敗。コースは曙橋~四方津でしたが、何かあった時のために途中の清流センターに私の車を置いておくことになりました。私の勘違いで、右岸川の駐車場に止め、やめておけばよいのに国道20号まで歩いて行ったのですが、ピックアップの車と会えずに大変時間のロスをさせてしまいました。今はみんな左岸川に止めているのですね。それに、右岸に行く道も上流側・下流側と二つあったのですね。浅はかでした、トホホ・・。
それでもなんとか曙橋に集合、いざ出発です。私はPyranha Varun、へったぴカヤッカーさんはHERO、他の皆さんは全員プレイボートでの参戦。水位はやや少なめですが、底を擦ることはない感じです。
雪の残る曙橋からスタート
復活のへたっぴカヤッカーさん、よかったヨカッタ!
鳥沢では大勢の方がスポットプレイを楽しんで居られました。特にミスターさん、カッコ良かったな~。マックナスティというやつでしょうか。くるくる回って飛んでましたね。あんなの出来たらおもしろいだろーなぁ。でもこの日はここをあっさり通過。
そのままどんどん下って行きます。
核心部は私とへたっぴさんだけスカウティング。水量のためか、そんなには迫力ないですね。でも油断は出来ないところですが、皆さん危なげなく通過。3ー4年ほど前だったか、檜枝岐クラブでここを下った時はみんないっぱいいっぱいだったなぁ。みんなうまくなったモンですねと感慨にふけりました。
雪の残る核心部を通過するメンバー
こちら側だけ日が当たっているので、ちょっと雰囲気のある写真
一番面白かったのは清流センターより下流でした。楽しい瀬が次々に現れ飽きません。大勢のメンバーでしたが何のトラブルもなく無事四方津の工務店に到着。いつもながらwoodsさん、mashiさんのお気遣いで気持ちよく過ごせました。参加していただいた皆さん、ありがとうございました。ダム放水は2月中旬までらしいので、まだ1ー2回は行ってみたいですね。

動画はこちらでご覧ください


2014年1月23日木曜日

Class5ニュージーランドツアー ~その2~


さて年が明け、元旦はワイカト川に行きました。ここはフルジェイムスというフリースタイルカヤック世界大会も開かれたビッグウェーブのある川です。そしてそのはるか下流にはフカフォールというとてつもない滝が控えています。
フルジェイムスの水量は、すぐ上流にあるダムで管理されているとの事でした。この日は午後から水位が上がるとの話でしたが、残念ながら上昇はわずかのみ。ビッグウェーブを堪能するには至りませんでしたが、非常に美しい水で楽しくショート・ダウンリバーが出来ました。そして、このフルジェイムスのエディには温泉が湧いています。今年初の沈脱を喫した後は、この温泉で癒されました。
この日の私の船はBliss-stick RADでした。私にはちょっと大きかったかな。
ワイカトはフルジェイムス以外はマッタリでした。水質は抜群です。

フルジェイムス下段で遊ぶ南極三号さん



フルジェムスで脱ってながれつくと、そこは温泉が湧いていました

フルジェイムスのエディ温泉に浸って癒される人たち

この日の帰りはGoldSprings付近にあるワイオタプ温泉に寄りました。ここも川が温泉となっていて、多くの観光客が入っていました。この川底の泥は「Rotorua mud」として製品になりパック用に売っていて、美容に良いようです。これ、お土産に買ってしまいました。夜になってからはカイツナに土蛍(Glow warm)を見に行きました。洞窟の中にぽつんぽつんと光ってました。点滅はしていなかったです。帰り道には遊歩道脇にいっぱいいるのを見つけました。洞窟でなくてもいっぱい見えますよ。
ワイオタプ温泉、底の泥は美容に良いと人気のスポット
穴の中でポチッと光っているのが土蛍。でも帰り道に道ばたにわんさかいるのに気づきました。

1月2日最終日は再びカイツナ川に行きました。この日は300t/sと初日よりはだいぶ落ち着いた水量になっていました。それに二回目なので、少し余裕かな・・、とその考えが甘いんですね。
パワーハウスはなんとか無事通過、滝までは沈せず来られました。そしていよいよTutea滝にリベンジ。右寄り右寄りと思ってスタートしたら、本流に乗れずスピードが付きませんでした。コースはよく、リーンもしてブーフもやったつもりですが・・・。ズルンと真下に落ちて行き、そのまま撃沈。15秒ほど揉まれていました。そして早くも今年2回目の脱!トホホです。素早くレスキューされ、岸に上がるとそこには磯五郎さんも居られました。
漕ぎ終わって、ケニーさんのベースで着替え。その後ベースの100mほど山側にあるご自宅をみせてもらいました。すばらしい眺め、おしゃれな家、かわいい子供達とアヒル。すべてがそろっていて完璧ですね。
無事ツアー終了!

ケニーさんの自宅らの眺望。木々の間からカイツナが見え隠れしています。


楽しかったカヤックツアーもこれで無事終了。ホント、夢のような日々でした。この日はカイツナ源流を探索した後、オークランドへ移動。ホテル泊で1月3日の便で帰国しました。また行きたいな~

動画はこちらでご覧ください


おまけ

私にとっては初めての海外カヤックツアーでした。知らないことだらけでしたが、いくつか学習したことがあり、今後行かれる方の参考になればとここにとどめておきます。
・今回は年末年始のツアーだったので航空券がとりにくかったようです。私はエクスペディアを利用しました。7月頃だったと思いますが、エコノミークラス仁川乗り換えで往復15万円ほどでした。
・パドルを持ってゆきましたが、日本からオークランドまで、成田で別料金2万円ほどとられました。空港・航空会社によっては扱いは違うようです。一緒に行かれる方がいる場合は、何本かまとめて持って行った方が安上がりです。帰りはなぜか15000円でした。不思議です。
・ニュージーランドは物価はやや高めで、日本の1ー2割増しくらいです。コンビニはガソリンスタンドに併設されており、売っているものは日本ほどではないですが、それなりにあります。スーパーには何でもあります。日本食関係のものも結構ありました。

ロトルアのスーパーにて。こんなものまで売っていました。
・食事は肉と魚介は美味しいです。ただパンや菓子は甘くて量が多いです。少なめに注文した方が良いようです。ロトルアではパブ、イタリア料理店などで食事しました。ケンタッキーFCやバーガーキング、日本料理や中華のお店もありました。食べることは困らないと思います。ラム肉とマッスル(ムール貝の貝柱)、フィシュアントチップスは外せないでしょう。
ロトルアのレストランにて。右からスペアリブ、フィシュアントチップス、そして肉いっぱいのサラダ。
・ものの単位はCGS、車は左側通行で道路に信号は中心街しか無く交差点はロータリーがほとんど。インフラはヨーロッパ風です。しかし食べ物は甘くて量が多く、アウトドア大好きと生活はUSA西海岸風でした。
・今回は1日200~300Km くらいの移動は当たり前、すべてYararenger師匠運転のレンタカーで移動しました。道路は左側通行で違和感ないのですが、2車線の国道の制限速度は100km/hr。ちょっと遅いとどんどん追い越されます。車を使えばかなり広範囲の移動できますが、ガソリンは190円/Lくらいしていたと思います。交差点のロータリーは要注意です。

周りはほとんど牛か羊の牧場。どこまで行っても美瑛の丘の様な景色の中、100km/hrでひたすら進みました。

・最後にオークランド空港でチェックイン後、お土産ワイン2本買って機内に持ち込みました。しかし仁川で乗り換え時に没収されました。機内には100ml以上の液体は持ち込んではいけないとのこと。何故オークランドから仁川までは許されたのか不明ですし、なぜそこで売っていたのかも理解できません。慣れた方には当たり前のことかも知れません。


2014年1月21日火曜日

Class5ニュージーランドツアー ~その1~


2013年12月28日から14年1月3日まで、Class5ニュージーランドツアーに行ってきました。
12月28日朝に大韓航空機で成田を発ち、仁川で乗り換え。ここで今回のメンバー、南極三号さんと磯五郎さんのお二人と合流。夕方5時台発の便で一路オークランドへ向かいました。途中、夜中の2時頃に起こされて機内食が出るのは訳がわかりませんでしたが、現地着は朝9時前だったと思います。
空港にはすでに現地入りしていたClass5のYararenger師匠が迎えに来てくれていました。
さっそくニッサン・プレセアに乗ってこの日漕ぐ予定のワイロア川に向かいました。ワイロアはニュージーでも指折りの激流。移動直後に今回ツアーの最激流に向かうのは期待半分不安半分でした。
気温は夏と言うより関東の4月上旬くらい。天気は曇りで時々ぱらつく感じ。現地に近づくにつれ、次第に雨が激しくなり、到着時は土砂降りでした。ワイロワは日曜日にしか放水がないのでこの日にしか下れないとのことでしたが、川はすでに濁流となっていてとても無理そうです。しかたなく今回のツアーガイドをしてくれるケニーさんとカイツナを目指します。
オークランド空港にて。周りは日本車ばかりで、日本と言っても通るくらいです。ルーフキャリアはYararenger師匠持参で空気注入式の優れもの。

ケニーさん(Kenny Mutton)は、かつてのフリースタイルカヤックの世界王者で、今はカイツナでスクールとガイドをされています。とても親切かつ誠実、そしてカヤックと家族が大好きな素敵な方でした。
カイツナに着くと雨は上がっていましたが、ここもかなり増水していました。普段250t/sの流れが500t/sになっているとのこと。川幅は御嶽より狭いので、相当の激流です。ケニーさんのベースはカイツナ川のスタートから歩いて3分くらいの好立地。私が借りたのはディーゼル70、普段乗っているのと同じ船です。南極三号さんはBliss-stick mini-mystic,磯五郎さんはPerception Java、そしてYararenger師匠はBliss-stick Tunaと、各人にぴったりの船が用意されていました。
さっそく歩いてスタートに移動。ドライエントリーでいよいよツアーの始まりです。
コースの始まりはゲートが作ってありスラロームの練習をしています。それでもすぐに大きなドロップ。その後もパワーハウスなど名だたる瀬が続き、いよいよメインの落差7mあるTutea滝です。左の本流にのってスピードをつけ、右端によってしっかりリーンをかけながら思い切りブーフ、という指示。ガイドのお二人は先に行って下で待ってます。急に心細くなったけれど磯五郎さんが気合い一発で飛び出し行きました。次に南極三号さん。下でどうなっているか、全然見えません。合図の笛が鳴っていよいよ私の番。指示通りのコースで行ったつもりだったのですが、スピードが今ひとつだったのと、ブーフが不十分だったようです。落ちたら揉みくちゃにされました。それでもロール2回で脱出。なんとか生還できました。その後も迫力の瀬が続きましたが、無事全員ゴール。

パワーハウス下の磯五郎さん
Tutea滝に挑む南極三号さん
全員無事生還!


カイツナは不思議な地形で、蛇行しているためにゴールからスタートまでは歩いても10分くらいで戻れます。大満足で1日目を終え、宿のあるロトルアに向かいました。ロトルアはカイツナから車で30分程度の小さくきれいな地方都市です。ここの宿、Spa Lodge Backpakkersは町の中心地にあり、向かいにスーパーもあって便利です。マスターも日本人で非常に心強かったです。漫画好きのへんなフランス人がたどたどしい日本語で一生懸命話しかけてくるのは面白かったです。

ロトルアで4泊した宿、Spa Lodge Backpakkers

部屋は6畳くらいにベッド一つ。シンプルですが清潔でした。

さてツアー二日目はトンガリロ川に行きました。ここはカイツナとがらっと変わって岩岩セクションの多い川。大きな那珂川上流といったところでしょうか。Class2~3の瀬が続きます。しかし景色は雄大で、かつ植生が不思議です。北国のように高い杉が密生しているかと思うと、ジャングルのように大きなシダ類が茂っています。最後にビッグウェーブがあり、サーフィンを楽しんで終了。癒された一日でした。
トンガリロでもフルフェイスヘルメットからカメラ目線を送ってくれる南極三号さん

雄大な景色の中を進みます

ちょっと岩が多めですが、厳しいところはありません

ところで、ニュージーではどの川もラフトがいて、多くの人がアウトドアを楽しんでいました。走っている車は8割方日本車で、右ハンドルなので駐車場だけみれば日本と大差ない感じです。しかしその車の3割ほどはヒッチメンバー付き!道路ですれ違う車も、モーターボートやモトクロッサー、マウンテンバイクにシットオンカヤック、トレーラーハウスなどを引っ張っています。とても多くの人がアウトドアを楽しんでいるようでした。
ツアー3日目はランギタイキ川に行きました。ここは前半は宝川をすこし緩くしたような、傾斜と岩のある川相。途中にJeff's joyとよばれる有名な瀬があり3級と思います。スピード感とスリルが充分味わえます。その後の中盤はまったり流れの少ない癒し系。最後は2級の瀬が延々45分切れ目無く続きました。1日で3種の川相が楽しめるお得な川でした。
前半はこんな感じで、結構厳しい瀬が続きます
前半終盤のJeff'sJoyをゆくYararenger師匠



最後の45分はこんな瀬がノンストップで45分続きます



この日は宿に帰ってから地元マオリ族のショーを見て、その後さらに新年の花火大会を見に行きました。宿から歩いて行ける会場のロトルワ湖畔は大勢の人手で賑わっていましたが、屋台など出店はなし。みなさんおとなしく花火を楽しんでいました。



マオリのショーは凝っていて、カヌーに乗っての登場です

ロトルアの新年花火もなかなかのものでした



つづく